みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。
このところ、家族にコロナ陽性者が出たり、自分自身もコロナと思われる症状に悩まされながらも3度の抗原検査でも陰性だったりと、めちゃくちゃ大変な日々を過ごしておりました。長らく更新できていなかったですが生きています。コロナっぽい症状というだけでもしんどいのに、それでいて陰性だから余計に気持ち悪い感じでした。
さて、何だかんだでバタバタしていて気付けば大晦日。大晦日と言えばやっぱり年越しそばですよね。今年は、戸隠(長野県)の大久保の茶屋というお店から取り寄せてお蕎麦を楽しみました。大久保の茶屋はなんと「創業文化2年」というものすごい歴史のある蕎麦屋さんで、戸隠でもとても有名なお店です。え、文化2年って何年よ・・・と言う人もいるでしょう。西暦で言えば1805年です。今から200年以上前ですね。江戸時代です。そんな時代から今までずっと続いている大久保の茶屋は、現地でお蕎麦を食べると本当に歴史を感じられる建物と雰囲気でとても美味しいのです。
長野市の山奥の方まで上がる必要がありますが、戸隠のお蕎麦屋さんが集まっている場所よりは少しだけ近い(麓からと言う意味で)場所にあるので、ふらっと立ち寄るには良い場所です。長野に住んでいたときは何度も足を運びました。いつも戸隠まで登ろうと思っていても、ここが美味しいのでここで食べてしまうと言うのを何度も経験しています。
お蕎麦を注文すると、こういう名詞のようなものもついてきていて、大久保の茶屋の情報がとてもよく分かります。ただ、地図はかなり大雑把で、長野駅からこんなに近くないです。スムーズに車で上って30分はかかると思います。野尻湖はもっともっと遠いですが、まぁ、県外の人からすれば分かりやすい地図かなとも思います。
年越しそばの注文はお早めに、という感じですけども、最近では戸隠のお蕎麦屋さんの年越しそばは、11月末で締め切っていたりするぐらい有名になっているお店もあったりします。もし、戸隠そばを発注して来年は年越ししてみたいという人がいれば本当に早めの注文をオススメします。
大久保の茶屋の歴史みたいなものはあまり詳しくなかったのですが、今年はこんなお手紙も入っていたのでついつい読んでしまいました。天皇陛下がお見えになったり、本当に歴史のあるお店なんだなと再認識しますね。戸隠のスキー場へ遊びに行かれるなら、途中で寄ってみて頂けるととても嬉しいです。この時期は温かいお蕎麦を食べたくなると思いますが、通称「ぼっち盛り」のざるそばを堪能して頂くことをオススメします。そばの味が存分に感じられて美味しいですよ。
お蕎麦は二八そばと十割そばを半々で頼んで、どちらもお楽しみという感じで頂きました。左のちょっと白っぽい方が十割そば、黒っぽい方が二八そばです。なんとなく、そばの実ごと引いていると十割そばの方が黒そうですけど、十割そばの方が白いというのが面白いですね。二八そばは小麦粉が混じるから白くなりそうなのに不思議なものです。
盛り付けは・・・まぁあまりセンスがない人なので雑ですが(天ぷらで仕切るなよw)、上の白っぽい方が十割そば、下の黒っぽい方が二八そばです。分かりやすく海苔をかけておきました。どちらも長所があって美味です。やはり、十割そばの方がそばの風味が強く出ていて、つゆにつけなくても美味しくいただけますし、岩塩で食べても美味しいですし、もちろん、お店から送ってきてくれるおつゆで頂いても美味しいです。
蕎麦の楽しみ方、みたいな話をし始めるとかなり個人性が出てしまいますけども、私としては、以下の順が良いかなと思っています。
- 何も付けずにそばそのもの味を楽しむ
- そばの1/3ほどだけつゆを付けて楽しむ
- 岩塩で楽しむ
- 少しだけ薬味を入れてつゆで楽しむ
- 好きなように楽しむ
お店によって本当にそばの味は全然違います。そばなんてどれも同じでしょ?と思って居る人も多数いらっしゃるようなのですが、全然そんなことはなくて、本当に「同じそばか?」と思うぐらい味が違います。是非色んなお店をハシゴして楽しんでみてほしいです。
あと、生そばを注文した最大のメリットは、「家でそば湯まで楽しめること」です。実は、お蕎麦屋さんのそばは「少し少ないかも?」と思うぐらいの量なんですが、最後にそば湯を飲むことでお腹がパンパンに張ります。自宅でただの乾麺を茹でるだけではそば湯は飲めないので、生そばを頼んだときのメリットとして、そば湯まできっちり味わってほしいですね。間違っても、そばをしめるときにお湯ごとザルに出してしまって捨ててしまわないように気を付けましょう。
また、そば湯は焼酎とも相性が良くて、結構お蕎麦屋さんには焼酎のそば湯割りがメニューとしてあったりします。そういうのも自宅で楽しめるのが良いですね。私は普段全くお酒を飲みませんから自宅で楽しんだりはしませんけども、お酒好きの人には、取り寄せ生そばは二度三度と美味しいので、是非お取り寄せで楽しんで頂ければと思います。
年末の風物詩の年越しそばをどう楽しむか、それもまた毎年のイベントとして工夫が必要ですね。みなさま、良いお年を。