みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。
私には団塊の世代あたりの両親がいますが、未だに現役で車に乗っています。そろそろ危ないから免許返納して欲しいという話とかも色々していますが、住んでいる地域的に車がないと不便なのでなかなか踏ん切りが付かないようです。私も近所に居ると言えば居ますが、空いていて25分ぐらいは車でかかる距離なので、微妙にサポートしづらい状況です。
そんな折、父からの電話で驚愕しました。母の通勤途中(帰路かな?)にエンジンから白い煙を噴いて車が止まったと。幸いなことに、場所を聞いたところ、すぐ近くに広い駐車場のあるコンビニがあったので、そこに待避できたらしいということで二次災害などは起きなかったようです。まずそれだけで一安心ですね。
さて、この白煙の原因ですが、どうやらタービンの焼き付きのようです。ターボ車はエンジンオイルの交換もきちんとしておかないとこういうことになってしまうリスクがありますし、タービンが故障し始めるとタービンがオイルをがぶがぶ飲んでしまってエンジンが焼き付いたりとまぁ怖い状況になります。まず大事なのは、定期的なメンテナンスを怠らないことです。
普通、白煙が上がったら頭がパニックになりますよね。白煙よりも白くなるかもしれません。ただ、そういうときこそ落ち着いて行動しないと二次災害につながるおそれがあります。エンジンだけでなく、車の様子がいつもとおかしいとちょっとでも思ったのなら、落ち着いて行動しましょう。
最初にやるべきことは、安全に停車させることです。パニックになって電話をかけようとか考えている間に車を停めて下さい。安全に泊まることができない状況であれば、速やかにハザードランプを点けて後続車に異常を知らせつつ減速して下さい。後ろの車が詰まるとか詰まらないとかの問題ではなく、自分の身を守ることを優先しつつ、後続車に異常を伝えて下さい。そうすれば、運が良ければ止まった直後に後ろの車の人が助けてくれることもあります。
路側帯に止めたり、バスの停留所でも緊急事態なら仕方ないでしょう。とにかく止めて下さい。その後は、速やかにエンジンを止めて車から脱出します。もちろん、後続車が来るリスクがあるので、可能なら助手席側から降りるとか工夫して下さい。車が炎上する可能性もあるので、降りることが肝心ですね。降りられなくてそのまま炎上するという悲惨な事故も起きています。降りる際は、これも状況次第ですが、貴重品、車検証、助手席下の発煙筒、三角掲示板などトラブル時の必要物品も持ち出せればベストです。
たいていの場合携帯電話(スマートフォン)での救助依頼になると思います。万が一電波が入らない場合は、道行く車を停めるしかありませんが・・・、一番信頼できる人に電話しましょう。誰にかけようかと考えている間に、最初に思った人にかけて、落ち着いた指示をもらった方が安心します。思いつかなければ110番で問題ありません。「事件ですか事故ですか」と決まり文句から聞かれますので、事故ですと答えておけば対処してくれます。
この先はもう本当にオプション的なものです。発煙筒を炊いて後続車に異常を知らせる、三角板を出しておいて安全を確保する、自分自身は自分の車の進行方向の前方で待つ(後方だと後続車にはねられるリスクがある)、購入店に電話する、保険会社に電話する、JAFに電話する、いろいろ対処は考えられます。ただ、まずは人を呼ぶことです。一人で対処はできませんから、車のトラブルはワケが分からなければとりあえず110番で様子を見ましょう。
私の母の場合は、いつものディーラーさんがとにかく良くしてくれるので、店長に電話したら店長自ら部下を引き連れて飛んできてくれたとのことですが、そういう付き合いのあるディーラーがいれば安心感もありますね。中古で買った場合だと保険会社かJAFが頼りになりそうです。知り合いからもらったなど特殊な方法で取得しているならその知り合いを頼るのも良いでしょう。
一番よろしくないのはパニックになってそのまま暴走してしまったり、車の中に居座り続けて脱出の機会を失ってしまったり、他の車にぶつけてしまったりすることです。走行中にエンジンが止まるとパワステが切れてしまってハンドルが異常に重くなったり、未経験のトラブルがわんさか発生します。どれだけ冷静で居られるかが自分の身を守ることにつながります。
久しぶりに父と話して、母のこんな話を後で聞かされたのでヒヤヒヤものでした。そういえば、母の車と言えば、昔、ダイハツの3気筒ディーゼルのシャレードに乗っていたことがあって、国道で完全にエンジンが停止して、すぐ近くのガソリンスタンドまで当時小学生だった私と2人で押したという懐かしい思いでもあるので、まぁ、こういうトラブルはそれなりに対処できる人なのですが、やっぱりかなり心配しました。
とりとめのないまとまりのない文章ですが、走行中のトラブルは、とりあえず安全に止まる、安全に止まったら関係者に連絡する、状況によっては車が炎上するかもしれないので速やかに避難しておく、ということが肝心だと思います。
コロナ禍でこれまであまり運転しなかった人もハンドルを握り始めているようです。冷静な行動が事故を減らしますので、どうかみなさま、安全運転でお過ごし下さいませ。