白い服にコーヒーをこぼしてしまった、そんな日もある。

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

完全なやらかしですね。このところ仕事が立て込んでいてバタバタしていたのが良くないのですが、ホッと一息つこうと思ってコーヒーを飲もうとしたら勢い余ってこぼれてしまいました。しかもそんなときに限って着ている服は真っ白というもうどうしようもない状況です。おそらくこれが職員室のようなたくさんの先生が集まるような場だったら笑いのネタになっていたことでしょう。

幸いなことに、個室をいただけているので、自室での単独事故ですから、誰にも見られることもなく、鍵をかけてしまえば着ていた服を脱いでいても誰にも文句を言われることはありません。即座に脱いで、可能な限りシミを落としておくというステップが始まりました。

私は学生時代にクリーニング店の裏方をやっていたことがあり、シミ抜きのノウハウを持っています。もちろん、クリーニング店で使うような専門の機材があるわけでは無いので、応急処置的な対応でしかないですが、それでも何もせずに帰宅して落ちなくなるよりははるかにマシですから、頑張ってやってみました。

コツは……というか経験則ですけども、シミが付いたからといって「揉み出そう」とすると失敗します。揉むことによってシミが繊維の奥まで辿り着いてしまって、余計に取れなくなってしまいます。なので、乾いた布で挟むようにして「叩く」ところがスタートラインです。乾いた布の方へシミを転移させつつ、シミが広がらないように小気味よくトントンと叩いていくと薄くなってきます。第一段階終了です。

これ以上転移しないな?と思ったら、今度はウェットティッシュぐらいのもので挟んで軽くトントンします。水分が戻ってきて少しシミが浮くようになります。大部分が転移した後なので広がる心配もほぼありません。これでさらに薄くなります。たいていの場合、この辺りまでやっておけば後は自宅に戻ってウタマロ石けんでもつけて洗えば綺麗になります。

ただ、もう少し綺麗な状態で教壇に立ちたいなと思ったので、もう一段階やっておきました。コーヒーは多少なりとも油分を含んでいるので、そこまでとっておこうということでハンドソープを少量とり、ピンポイントで染みに塗りつけたら改めてトントンとして転移させます。ここまでやるとほぼシミはなくなりますね。大事なのはどのステップでも「揉み出す」という作業をしないことです。被害が拡大します。

イメージ的には、乾いた布に水分ごとシミを写し取るような感覚です。水分がなくなるまでトントンとして転移させたらウエットティッシュで少しだけ水分を与えてまた写し取る、それでも取れないものを石けんの力で取ってしまおうという流れですね。シミができた直後ならこれで良い感じにとれます。

少し時間が経って乾いてしまっている場合は、少しだけ水分を含ませて掃除機などで吸引しながら乾いた布に転移するのが良いと思います。シミの部分に乾いた布を当て布のようにしてその上から掃除機で吸うわけです。そうすると、うまく当て布の方にシミが転移します。

色々冷静に作業したので、授業に行っても誰にもコーヒーをこぼしたと気づかれることなく過ごせませいた。対応を誤ると見事にシミだらけ状態になるので授業だけでなく帰りの電車もツラいところでした。

人生何の経験がどのように役立つか分かりませんね。いろんなことにチャレンジしておくことはとてもよいことだと思います。

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