授業後の確認アンケート

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

本学ではmanabaを使用しているということもあって、授業でのmanabaの積極的活用が推奨されています。これは、万が一オンライン授業にシフトしないといけない状態になったとしても、学生がスムーズに情報を取得でき、授業や課題に取り組むことができるようにするという狙いもあるので、manabaに限らず、何かしらのLMSに情報を集約して指導しておくというのは大切なことだと思います。

私は、自分の授業全く自信を持っていないし、わかりやすい授業ができているとも考えていないので、manabaのアンケート機能を活用して、授業ごとに理解度チェックをしてみたりコメントをもらったりします。これがまたなかなかありがたいもので、「これがわからない」「ここをもっと説明して」という指摘がバンバン入ってきます。その度に、説明不足だったな…とか、構成が悪かったな…とか反省しているわけです。

ただ、こういったアンケートを実施する科目は私たちの大学生時代にもたくさんあったと思うのですが、そのフィードバックってあったでしょうか…?

少なくとも自分の記憶では、フィードバックをくださった先生はごく一部で、大半の先生が「アンケートをやることに意味がある」みたいな感じで、言ってしまえば、やったらやりっぱなし、というものばかりだった記憶です。最近は学生へのフィードバックをきちんとするようにというようなことがどの大学でも言われているようなのでやりっぱなしということはないのかもしれませんが、アンケートに答える学生としては、フィードバックをもらえないというのはやはり悲しいものです。

今のところ私が担当している学生はトータルで100名ちょっとなのでまだ大丈夫と割り切っていても、記述式のアンケートを実施していると、そのフィードバックにかなり時間がかかります。1人200文字〜300文字書いてもらうので、毎週30000文字程度のコメントに目を通してコメントを返します。とてもためになるし、授業の改善に役立つのでありがたいのですが、コメントしていると若干腱鞘炎気味になることも。そのせいか、HHKB Professional Hybrid Type Sさんが「0」キーの認識を甘くしてくれたようで修理行きになりましたし。

ただ、この取り組みは100人が1000人になっても続けたいなと思っています。コメントの量が減ってしまうのは仕方ないですが、できるだけ全体に共通するコメントは全体に返して、個別に返せるところは返していくようなスタイルでやりたいと思っています。10年以上教員をやっていますが、結局、学生との信頼関係というかそういうものって、こういったちょっとしたことからできていくものなので、ちゃんとフィードバックのある系の先生だと認識してもらえれば嬉しいかなと思っています。

中には無茶振りしてくる学生さんもいますけど、まぁ、やれる範囲で対応はします。本質的な質問が入っていることもあれば、日常生活の話題が入ってることもあるので、コンテンツとしても楽しみながらコメントしています。毎週きちんと返しておけば、学期末に慌ててまとめて返すなんてこともしなくて良いですし。

信頼してもらえる教員になろうと思うと、それなりの努力が必要ですよね。受け持っている科目の専門知識が豊富にあることは当然として、人間的に信頼してもらえるようにするのはこういう日々の積み重ねだと思っています。できるだけレスポンス良く、丁寧にこれからも対応したいなと思っているところです。

もしこれを読んでくれている学生さんがいるとすれば、どんなダメ出しをされてもそれで不機嫌になったりとか評価に不利益になったりということはないので、思ったことは何でも書いて下さいね。アンケートのコメントは評価には一切入っていませんから。

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