みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。
子どもがそれなりの年頃になってくると、「お父さん、百人一首の特訓手伝って!」みたいな依頼をされることが増えてくる冬の時期ですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
うちの娘は、例に漏れず百人一首大会があるとのことで、自宅でトレーニングしてくるよう言われているとのことです。そのため、頑張って思い出しながら娘と戦う……ということをやってみているわけです。実際、私が百人一首を覚えたのは中学生の頃で、それ以降全くやっていないので記憶が残っているわけでもなく、1字決まりでさえも怪しい状態でしたが、なかなか楽しい勝負をすることができました。
こたつに無造作に置かれた100枚の札をただひたすら取っていくというシンプルなスタイルです。競技カルタのように25枚ずつ持ち札を分けてどうのこうのみたいなことはしていなくて、純粋にランダムに百首をYouTubeで流して取っていくというゲームですね。当然のことながら、全ての配置を頭に入れることは不可能で、記憶を頼りにキットこれだ!というものに当たりを付けておいて、それで取っていく当スタイルでしか戦えません。
もっとも、中学校での取り組みも似たようなもので、全部の札を置いておいて何人かで同時に対戦して一番枚数の多かった人の勝ちみたいな勝負ですから、このやり方が一番トレーニングになるようです。娘も頑張って覚えて来ているみたいなので、かなり僅差の勝負になって、めちゃくちゃ集中力を使いました。何というか、お互いに覚えている札があまりかぶっていないというのもあって、勝負と言うよりは知っているものが読まれたら取るみたいなものでしたけど。
私としては、「む」と来たら「きりたちのぼるあきのゆうぐれ」だというのは覚えていたのでそれは絶対取ることと、「せ」と来たら「われてもすえにあわんとぞおもう」だったなみたいな感じで戦っていました。もちろん、ちはやふるを読んでいることもあって、「ちはやぶる」と来れば「からくれないにみずくくるとは」を取れるぐらいには覚えています。
なかなか昔の記憶を頼りに戦うのも難しくて、実際に覚えていたのは以下の句ぐらいです。
- あきのたのかりほのいほのとまをあらみ わがころもではつゆにぬれつつ
- はるすぎてなつきにけらししろたえの ころもほすちょうあまのかぐやま
- これやこのいくもかえるもわかれては しるもしらぬもおうさかのせき
- あわじしまかようちどりのなくこえに いくよねざめぬすまのせきもり
- はなのいろはうつりにけりないたずらに わがみよにふるながめせしまに
- ひとはいさこころもしらずふるさとは はなぞむかしのかににおいける
- ひさかたのひかりのどけきはるのひに しづこころなくはなのちるらん
- あしびきのやまどりのおのしだりおの ながながしよをひとりかもねん
- ちはやぶる・・・なんとか からくれないにみずくくるとは
- たごのうらに・・・なんとか ふじのたかねにゆきはふりつつ
- むらさめの・・・なんとか きりたちのぼるあきのゆうぐれ
- せをはやみ・・・なんとか われてもすえにあわんとぞおもう
- うかりける・・・なんとか はげしかれとは・・・なんとか
一時期は70首ぐらいまで覚えてたような気がしますが、もう全く思い出せません。聞いていると何となく出てくるのですが、似たような句も多くて悩まされますね。改めて覚え直せばそれなりに戦えると思いますが、やはり現役で覚えている娘とはなかなか戦いにくいものです。
とはいえ、娘も覚えきっていないので、父親の面目躍如というか、反射神経で勝ってみたいなことも結構あって、最終的にお互いに取れなかった札が5枚、50対45の僅差で終わったような勝負になりました。現役の中学生とトントンで戦えたのはある意味嬉しいですね。大人げないのかもしれないけど、練習してこいという話であれば、むしろ接戦ぐらいの方がトレーニングにもなるでしょう。
休みももう少しあるので、私も少し思い出しながら娘に勝てる程度には思い出してみましょうか。頭の体操になるかもしれません。
百人一首と言えば任天堂みたいな感覚があるので、任天堂の百人一首を紹介しておきますね。