授業の時間配分がよく分からない問題

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

新しい授業を受け持つことになると、授業の時間配分がとにかくよく分かりなくなります。もちろん、通い慣れた職場で新しい科目を担当するというのであれば、学生の好むペースが何となく分かっているので、それなりに予想しながら準備できるのですが、異動直後の科目はどの科目でも勝手が分からず、時間配分に苦労します。これならいけるだろう?と思っていたら全く時間が足りなかったり、多すぎるかな?と思っていたら案外すんなりいってしまったり。

いずれにしても、時間の見積もりがとても難しいことに変わりはありません。短くなりそうなら適当に話を盛って調整すれば良いとしても、オーバーしそうなとき(大抵はオーバーしそうになる)は本当に調整が難しいです。30分程度なら時間の読みも外さずに進めますが、90分の授業だとどのタイミングでどういう詰まり方をするかが読めないと結構ずれ込んできます。

最低限ここまでは必ず話しておく、というところまで辿り着ければ良いので、そういう指針で授業設計はしているものの、それすら危ういときもやはりあります。こればっかりは、自分自身の慣れと、学生との相性をうまく考えて、どういう話し方を好んでくれるかが見えてこないと難しいですね。もちろん、全員に100%気に入ってもらえる話し方はできないので、合う人合わない人が出てしまうのは仕方ないですが、それは自分が学生だった頃を考えてもまぁ当然かなと(可能な限り全員に分かり易くを心がけていますが及ばないこともあります)。

今のところ、あまり技術的なことに踏み込みすぎないように注意はしているのですが、どうしても楽しくなってきてついつい深入りしてしまうことがあります。最初は楽しそうに聞いてくれていても、途中からちんぷんかんぷんな顔に変わっていくので、マスクをしていても目を見ていれば分かります。脱線したことに気づいて戻すにしてもつなぎの言葉も難しく、まだまだ手探りで授業を作っているところです。

自分なりのセオリーみたいなものは作ってきているのですが、新天地での授業ではなかなかセオリー通りにいかないものです。そもそも集まってくる学生さんの特徴が違いますからね。得手不得手もありますし。ただ、教える側としては、最後まできちんと理解して欲しいので、授業時間外でもサポートは厚くしているつもりです。是非頼ってきて欲しい。(サポートの厚さを時間コントロールできない言い訳にしないようにはしたい)

まだまだ駆け出しものの先生をやっています。分かりにくいところがあったり、飛ばしてしまったことがあったり、なんでも気づいたことがあったら言ってきてほしいです。ダメ出ししてもらえる方が授業を作る側としてもありがたいので。授業見学みたいなFDをやっている大学もあるようですし、自分の授業を他の先生に見てもらうというのも良いかもしれません。なかなか厳しい指摘をするのは気が引ける、ということもあると思いますけど、言ってもらわないと分からないことは結構ありますから。

そういう面では、レコーディングしているZOOMなんかは自分で振り返るのに良いですね。これまでの対面授業ではそんなことをしていなかったので、自分の授業の記録が残っていることが不思議です。非対面での授業の時もレコーディングしていましたが、こちらも壇上にいるわけではないので、対面授業とは全然違います。Webカメラもきちんと設置して身体の動きから全てチェックしてみたい衝動に駆られています。

授業をするからにはわかってもらいたい、という当然の欲をどう満たしていくか、チャレンジは続きそうです。

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