身近なデータを解析して見せることでプログラミングに興味を持ってもらえただろうか?

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

クラスタリングを題材にして、プログラミングの面白さが分かってもらえるかどうかをある意味で「試す」授業の回を全て終えて、どのぐらいプログラミングに興味を持ってもらえたか気になるところです。全く意味は分からないにしてもソースコードも見せて、このコードを動かすとみなさんがいくつかのチームに自動的に振り分けられるんですよ、と言うと不思議そうな顔をしていたのが印象的です。

実際にプログラムを動かしても、単に黒い画面(ターミナル)で「python hogehoge.py」と打っただけで何がプログラムなんだか動いているんだかよく分からないという怪訝そうな顔です。すごくよく分かります。私も最初にプログラムに触れたときは同じ反応をしていました。ただ、最近のプログラミング言語は簡単に可視化できるので、クラスタリングの結果を2次元に圧縮して可視化してみせるとカイジよりもザワザワし始めてこれも予想通りという感じです。

出来上がったクラスタごとに集まって、どういう言語的特徴で集められたのか、各自の単語リストを照合しながら検証させると、本当に楽しそうに意見交換しています。やってみて良かったなと思う瞬間ですね。みなさん、アレも違うコレも違う、きっとそれはこうだろう、いや違うだろう・・・というやり取りを30分ぐらい続けていて、ようやく共通点を見出したときにはとても嬉しそうでした。

さて、ここからが本題ですが、こういう実演を通じて、プログラミングの面白さというのは分かってもらえたのだろうか?ということがとても気になります。とても短いコードで、5分ほどの実行時間で自分たちのアンケート(自由記述)が振り分けられてクラスタになる。クラスタを見てみると確かに共通点がある。果たしてコレはどうやって実現されているのか?

そういったところに興味を持ってもらうのが最大の狙いなのですが、実際にどのぐらい興味を持ってもらえているか本当に気になります。授業後のアンケートを見ている限り、多少なりとも興味はある・・・が難しそうといったところなのは想定通りです。その先の「学んでみたい」という学習意欲にどのぐらいの学生さんが目覚めてくれるか、楽しみなところです。

半期の授業の終わりに取り組んでいることなので、長期休暇前に興味を持ってもらえればしめたもの。休みに入る前に学生さんのコンピュータに環境構築できれば、ちょっとした長期休暇の空き時間にプログラミングを楽しんでもらえるのではと期待しています。AI的なお話だけでなく、ゲームプログラミングでも何でも、コーディングに触れてもらう機会が取れたら良いなという感じですね。

小学校でもプログラミングをやり始めている世の中ですし、せっかく大学に来たのだから、プログラミング技術を身につけて人生のどこかで役立ててもらえれば嬉しいなと思っています。この記事を本学の学生さんがどのぐらい読んでいるかは分かりませんが、いつでも対応しますので気軽に声をかけて欲しいですね。プログラミング、楽しみましょう。

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