自転車通勤に対する反応

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

4月から本格的にロードバイク通勤に移行するため、軽い練習を兼ねて1週間早く始めているわけですが、やはり「自転車通勤している」ということに対する反応が見事に二極化されていて面白いですね。以下の話の流れを見てどう思いますか。

ケース1

私:自転車通勤始めたんですよー
Aさん:へー、どのぐらいかかるんですか?
私:大体1時間ちょっとですかね?
Aさん:え?1時間?距離は・・・?
私:23kmほどですね。
Aさん:ちょっと何言ってるか分からない(富澤風)

ケース2

私:自転車通勤始めたんですよー
Bさん:へー、どのぐらいかかるんですか?
私:大体1時間ちょっとですかね?
Bさん:だったら大学着いた頃にはちょうど良いぐらいの準備運動ですね!ちなみに距離は?
私:23kmほどですね。
Bさん:良い感じですねぇ。気持ちよさそう!

さて、2つのケースを見ていかがでしょうか。おそらく、世の中の99%の人の反応が「ケース1」だと思います。極少数の方が、ケース2の反応をしてくださるのですが、大抵このあとはどこのフレームを使っているのかとかコンポは何なのかとか、そういう話に発展していきます。普通に考えると、片道30分ぐらい、距離にして10km未満ぐらいが「一般的な人が想像する自転車通勤」だと思います。ロードバイクに乗っていると距離感が故障してしまいます。

実際、私は片道23kmの通勤をしていますが、だからどうってほどでもありません。大半が平坦ですし、最後にちょっと大学前の登山があるぐらいで、のんびり30km/hぐらいで巡航できますからね。もちろん信号は守りますし、二段階右折ですし、安全第一の走りです。昼間でもヘッドライト、テールランプは点灯させて自分が走っていることを周囲にアピールしていますし、存在感を出しています。そうしないと、無駄な幅寄せを受けたり飛び出してこられたりして危険なんですよね。

自転車通勤の何がリスクかというと、自分の存在を周囲が見落としてしまっていること、これに尽きると思います。路面の状態の確認や天候による影響は自分の判断で対処できますが、他者に巻き込まれる場合はそうはいきません。ですので、距離が長くなるほど危険性も増すため、自分の存在を周囲に知らせながら走る必要があります。自転車のライトが眩しい……という声も一部あったりするのは知っていますが、眩しいということは認識してもらえているということでもあるので、事故のリスクは下がります。もちろん、光軸の狂った車のような点灯状態にはしていません(せいぜい20m先ぐらいを照らせる程度の角度です)

少し話が逸れました。

そういう色んなリスクが頭をよぎるからかもしれませんが、世の中のほとんどの人は23kmの自転車通勤を「変人」として見てくれます。何なら、ガチのジャージで乗っているので、どこで着替えるの?とか、そもそもそのジャージ恥ずかしくないの?とかいろいろ言われるぐらいですね。まぁ、こればっかりは文化に触れたことがない人からすればそんなものだと思います。

ただ、自分自身もロードバイクに乗る人や、弱虫ペダルなどを見ていてスポーツバイクに興味のある人との話になるとたちまち趣味トークに花が咲くのも良いですよね。お、この業界に理解のある人だ!と思った瞬間、なぞの仲間意識が芽生えます。ロードバイク乗りの方だったら、週末走りに行きましょうみたいな話にもなりますし、良い通勤方法だなと思います。

何より、遅延ばかりの満員JRに乗らないで済むのが一番ストレスのないことです。ストレスがないどころか、気持ち良く走ってストレス発散になるぐらいですから、仕事の効率も上がるというもの。時間的にもロードバイクで来ようが交通機関を利用しようが変わらないのであれば、健康に良い方が良いに決まっています(リスクはありますが、コロナ感染リスクもそれなりのリスクという世の中ですし)

自転車通勤を始めたいけど距離が……という問題を抱えている方は、一度自宅から会社や学校まで自転車で走ってみてください。毎日走れるかどうかは、一度走ったときに苦痛を感じるかどうかで決まると思います。一度走って苦痛に思ったら、きっと長続きしません。このぐらいの距離なら余裕かな?と思うぐらいであれば、きっと続くと思います。その場合は、慣れてくると無駄に遠回りして走りたくなる気持ちも出てくるはず。

事故に遭うリスクはつきまとうとしても、適度な運動になり、思考もすっきりしてくるという大きなメリットもありますから、短距離でも長距離でも、自転車に興味がある人は是非自転車通勤を試してみて欲しいなと思います。雨の日以外は本当に気持ち良く仕事ができます!(……が、着替えたり汗対策をしたりが可能かどうかにもよります)

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