みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。
全然詳しくないので有名どころしか分かりませんが、ロレックスやオメガ、タグホイヤーというような高級腕時計ブランドの名前を一度は見たこと聞いたことがあると思います。社会人になって、ある程度収入が得られるようになってくると、高級腕時計を身に着けるみたいなのが一つのステータスになっている、そんな世の中を想像して社会人になった世代は、きっと我々ぐらいの年代層までのような気もします。
最近は、1人1台(以上)持っているスマートフォンを見ればいつでも時間は確認できますし、腕時計をすること自体がファッション以外の意味合いを持たなくなってきているようにも思います。とはいえ、スマートフォンではなくフィーチャーフォン(ガラケー)が流行りだした90年代後半であっても、やっぱり腕時計はみなさん着けられていましたし、それに取って代わるものがあったとしても、腕時計は腕時計で身に着けたいものなのかな?とも思います。
Apple Watchのようなスマートウォッチもジワジワと市民権を得てきていて、腕時計の在り方も変わってきているのは、そういったものを使ったことがあるのでよく分かります。確かに、腕時計に非接触決済が入っていればかなり身軽に動けるようになりますし、実際とても便利です。ただ、その機能は、いつも持ち歩いているスマートフォンにもあるのでスマートフォンでええやん?となります。実際、Apple Watchも持っていましたが全く使わなくなって売ってしまいました。
進化した腕時計でも従来型の腕時計でも大して私にとって重要でもないと思い始めて、一日に何回腕時計を見ているかを数えてみたところ、ほぼ見ていない(一日に10回前後見ていれば多い方)ということが分かってきました。確かに、仕事柄個室があるので、仕事をしているときに時計を気にする必要は全くないですし、必要ならパソコンなり室内の置き時計を見れば済むことです。
一方で、移動中など外で見るかというと、たいていの場合スマートフォンを手に持っているので、わざわざ腕時計を見るようなこともありません。スマートフォンの画面に出ていますから。どういうときに時計を見るかというと、満員電車でスマートフォンの操作すら煩わしいときに、つり革に捕まっている左手をチラッと覗くとか、用を足しに行った際に何も持っていなくてふと時間を見てみた、というときぐらいなんですね。
そういうことに気づき始めると、腕時計って自分には不要なものでは…?習慣だから着けていたけど、なくても困らないものでは?と思って、腕時計なしの生活を始めてみています。1週間経っても腕時計のメリットを全く感じていないので、きっと1ヶ月経っても同じでしょう。ひょっとするとガラケー時代に腕時計が手放せなかったのは、あくまで携帯電話としてしか使っていないから頻繁に手に持つことがないし(頻繁に持っているとパケ死(死語)した時代)、そうすると腕時計にも一定の価値があったからなのかもしれません。
腕時計をしなくなって感じたメリットは、腕に妙な汗をかかなくなったことですね。バンドの下がえらいことになってしまうぐらい汗が流れ出てくるので、腕時計をしないことでこんな爽やかになるとはあまり考えてもいなかったことです。もう一つメリットはあって、コンピュータでの仕事がメインだと、ラップトップのパームレスト部分と腕時計が干渉したりして鬱陶しい、というのがあるのですが、それもなくなることですね。手首に引っかかるものが何もないので、快適にパソコン作業ができます。
きっと私も、今ぐらいの年齢になったときにはそれなりの高級腕時計の1本ぐらい持っているのかなと思っていましたが、まさか逆に腕時計を卒業する世の中になっているとは想像もしませんでした。スマートウォッチも便利と言えば便利なのですが、充電がめんどくさいし、気づけば「震える時計」以外の価値を感じなくなってしまっているので、私には不要なものなのだと思います。
時代はどんどん変わっていくので、ひょっとするとグルッと回ってこれからの時代は懐中時計が流行る、みたいになるのかもしれません。やっぱりスマートフォン一択みたいになって、時計そのものが廃れていくのかもしれません。色んなものに追われる世の中だからこそ、時計を着けない生活も良いものだと思います。時間に追われて生きるのは時としてツラいものです。
私には不要と判断されてしまった腕時計ですが、腕時計にはこんなメリットがある、とか、腕時計だからこそ素晴らしい、というような何かがあれば、是非お聞かせください。改めて腕時計ユーザに戻るかもしれません!