みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。
随分前からHHKBを使うようになって、高速タイピングが必要なときは必ず使用しているのですが、どうにもここ半年ぐらい、「0キー」を押すと低確率で入力されないことがあって、それが徐々に階数が増えてきているような感じがしていたので、サポートに連絡してみました。奇しくも、リコーに買収されるとか何とかという話の直前だったので、ちゃんと対応してもらえて良かったものの、今後リコーに買収されてPFUブランドはどのようになっていくのでしょうか。
さて、こういう電子デバイスの不具合は、とりあえずサポートに送るところから始まります。残念な柄というかほぼ当たり前だと思いますが、購入時の箱などはすっかり捨ててしまっていて、送るためにまず梱包しないといけません。ただ、このHHKBというのは普通のキーボードと違って、いわゆる「高級キーボード」というもので、私のものは定価で35000円ほどします。おそらく、一般家庭にあるキーボードは高くても5000円程度だと思うので、かなり高価なものというのが分かるでしょう。そのため、持ち歩き用のケースとかも売られていて、たまたまハードケースを持っていたので、梱包はそれで送りますということで話がまとまりました。
早速石川県のサポートセンターに送ってみたところ、「0キーをはじめ、他のキーにも不具合は全くありませんでした」とのことで、分解清掃だけしてくれたそうです。もちろん、不具合がないと分かればそれはそれでいいのですが、では、今まで入力ミスがあったりしてうまく動作しなかったのは何なんだろう…と不思議になります。実際、何度も0が入力できずに人差し指でガッツリ押さえても入ってくれなくてイライラしていたのに、いざサポートに行ってみると検査で再現しない、これが一番困るヤツですよね。
車でも同じですけど、走っているときは確かに違和感があるのに、ディーラーに駆け込むと再現しない。なので、しばらく様子を見て下さいで終わりになってしまう。でも、時間が経ってくるとやっぱりその不具合はあって、結局気持ち悪い状態が続く、そういうことがあると思います。このキーボードは本当に気に入っているものなので末永く使っていきたいですが、分解清掃でどこまで復旧しているのかちょっと分かりにくくてモヤモヤしているのも本音です。
今のところは0キーを打ってもきちんと入力されるので問題ないはずですが、今後また0キーがうまく動作しなくなったら、今度こそ新品交換(23000円コース)かなぁと思っています。耐久性の高さも売りの一つのはずですし、しっかり頑張ってもらいたいところ。サポートの対応自体は完璧ですしレスポンスも早いので、そういう面では安心感はあります。他にも3台HHKBを持っていますが、どれももう5年以上使っているけど何の問題もなく動作していますし、これだけちょっと変なクセがあるのかなと思っておきます。
こういうことを書いていて勧めるのも微妙な気はしますが、キーボードとしては本当に最高のものだと思いますし、是非一度店頭で見かけたら触ってみて下さい。吸い付くようなキーボードの感触に感激すると思います。もし店頭で見当たらなくても、同等品のRealForceというキーボードなら置いてあることがあるので、タッチ感覚は分かってもらえるかなと思います。無限にタイピングしていたくなる心地よさが素晴らしいですね。物書きの仕事をしている人には自信を持ってお勧めできるキーボードです。
上記画像のリンクから購入できますので、興味のある方はどうぞ。もちろん、無刻印の英字配列などという日本人には馴染みのないものだけではなくて、きちんと刻印のある日本語配列もあるのでご安心下さい。私のようにひたすら記号も含めてタイピングする必要のある仕事をしている人なら無刻印の英字でも問題なく使えるでしょうし、多分その方がプログラミングしやすいと思います。ブログ用途など日本語をメインで使うようなら、刻印有りの日本語配列が良いでしょう。
不具合がサポートで再現しなかったのは残念ですが、これからまた私の高速タイピングを支えてくれる良き相棒として使っていきたいなと思います。わざわざキーボードのキャップまで変えてちょっとワンポイントこだわってるみたいにしてますし(この青と赤のキーキャップだけで2000円ぐらいするし、安物キーボードなら買えてしまう…)。
おそらく、8割方の人にはType-Sがオススメです。Type-Sじゃないとパチパチと独特のタイプ音が「うるさい」と感じてしまうと思います。それが気持ちいいという人もいるので、タイピングの「音」に関しては、店頭で確認してみて下さい。私の近所に住んでいる人や私の学生さんなら私に言ってもらえれば直接遊んでもらえます。
HHKBは一度使うと手放せません。是非お手にとってお確かめ下さいませ!