マスクだらけの対面授業全開

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

着任と同時に完全対面授業に復帰している現職ですが、やはり全員がマスクをしていると違和感がすごいですよね。対面の最大のメリットは、学生の目を見て、理解しているかそうでないか、興味を持っているかいないかを読み取りながら話す内容をうまくコントロールできるところだったりするので、確かに目は見えているから何となく分かるものの「何かが違う感覚」しかありません。

やはり、口元が隠れていて目だけでは表情が分かりにくいというのがダメージになっています。目に訴えかけることももちろんできますし、ある程度の意思疎通はできるのですが、笑っているのか怒っているのか、関心があるのか無いのか、そういった部分がかなり見えにくく、深堀した方が良いところと流した方が良いところのバランスが取りにくいですね。それでも何とか頑張って授業しています。

毎回の授業でアンケートを採っているという話はしていて、「今日も楽しく学べた」とか「分かりやすくて理解できた」というようなコメントをもらえているのは本当に助かっています。授業中に話をするのも難しいですし、その場その場でうまくコミュニケーションしながら進めることもまだ手探り状態なので、授業後の振り返りアンケートであったとしても、こういう風に言ってもらえるのは力になります。

以前のようにマスクなど全くしていない(体調の悪い人が一部しているぐらい)教室の中で、談笑も交えながら深い話をするような、そういう空間はいつになったら戻ってくるのでしょうか…。対面で授業ができているだけマシですが、楽しく学べる空間はまだまだ完全には戻ってきていません。大学の授業が「面白い」という必要性があるのかというと、何を面白いと思うかで変わってきそうな気もしますが、面白くないよりは面白い方が良いに決まっているわけで、日々マスク越しの学生たちに何か一つでも伝えられるようにと試行錯誤しているところで。

実際、ZOOMなどのオンライン授業なら、一定数の学生はカメラオンで授業に出てくれるので、カメラ越しとはいえ、きちんとリアクションが見られる体制で授業ができるので、全員マスクの対面よりある意味でやりやすいところがあります。ZOOMで配信しつつ対面授業を進めているので、全員カメラ越しに顔出ししてくれれば良いのですが、同じ教室内でZOOMに入って顔出しって、それ別にZOOM関係なく顔出しですよね。やはりマスクが大変邪魔です。

そもそも、マスクをしたまま90分の授業をやること自体がツラいところなんですよね。マスク頭痛が酷いので、喋っていると激しい頭痛が来たりもします。教室で深呼吸するわけにもいかないので、ちょっとだけ退室して深呼吸して授業再開みたいなことも必要です。マスクは本当に嫌いで、マスク警察がいないなら、屋外では外しておきたいです。今、屋外でマスクをしているのは、ただひたすらマスク警察がめんどくさいというだけで、 それ以上の理由がありません。屋外でも密集するような何かに参加しているならマスクはしますが、人通りのまばらな場所を歩いているのならマスクは要らないと思っています。(が、結局は言いがかりを付けられるのが面倒なのでずっとマスクをしている)

マスクなしで生活してもOKという政府の見解が出るのがいつなのか知りませんが、そんな日が来たらどれだけ嬉しいだろう…と現状のあまりのやりにくさに辟易しております。同調圧力の国・日本において、マスクを外す選択をいつ採るのかは本当に気になります。

もっともっと表情を見ながら楽しく授業ができる、そんな当たり前の日常が早く戻ってきて欲しいと願うばかりです。

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