スマホのリスニング環境改善のため、FiiO KA3を導入してみた

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

私は一時的に(と云っても4年ぐらいなので結構な期間)SHUREのKSE-1500を使用していたこともあるぐらいにはイヤホンバカを自負していて、これを買った当時で諭吉さんが40人ぐらい旅に出たという本当にどうしようもない趣味を持っています。今は落ち着いてきていて、SHUREのAONIC 5で楽しんでいますが、これも結構良い値段するんですよね。基本的にはRMCE-TW2を接続して完全ワイヤレスで使っていたのですが、やっぱり「有線最高説」に落ち着いてしまい、スマホの音質向上を目指して動き始めてしまったダメ人間です。

さて、そんなダメ人間が入手した新しいデバイスは、FiiOのKA3というバスパワー駆動のUSB-DACです。

これがなかなか評判が良くて、モンスターのようなバッテリーを持っているスマホを使えるので、まずこれにバッテリーを食いつぶされることはないだろうと導入してみました。選んだ理由はすごく単純で、この手のものはたいてい「ケーブルが本体に一体化している」タイプなので、断線すると終わりなんです。しかし、この機種は見ての通りUSB-C接続でケーブルを脱着できるため、断線の問題は考える必要がなくなります。もっとも、コネクタ自体の故障はあり得ますが、断線よりは頻度は低いはずです。

それなりに良いパッケージで届きましたが、開けてみると見事に中国です。でも、スマホも中国なので別にどうでも良いところですね。本体はとても小さく軽いものなので、外装が大きすぎる気もするぐらいですけど、そこそこ値も張りますし、これぐらいで良いのかもしれません。

コネクタはイヤホン端子の方として3.5mmのアンバランス接続と、4.4mmのバランス接続ができるようになっています。これ、なんで中心がずれているのかすごく気になりますが、コンパクトにするために仕方なくこうなったのだろうか?と思います。どうせなら綺麗に中心を合わせて欲しかったけど、そういうデザインセンスはなさそうな気配です。

USB-C端子の方はきちんと真ん中についています。これが安物だと本体から直接ケーブルが出ていて先にUSB-Cコネクタがついているだけなので、断線すると本体全部終わるみたいな状態ですから、やっぱり抜き差しできるタイプが安心ですね。一度ここに挿したら抜くこともないと思いますし、抜き差しの回数が増えるほど傷みやすいですから、基本的に挿しっぱなし運用です。

ただ、やっぱり実際に運用しようと思うと、このように垂れ下がってしまうのがどうも気になります。意図せず引っ張ってしまったり引っ掛けてしまったりということもあると思うので、最善策はスマホに貼り付けて活用することでしょう。ただ、そんな使い方をするのも難しいので、少しだけ工夫してみました。

Jelly 2の時に使っていたものですが、3.5mmのイヤホンジャックを埋めて、ストラップをつけられるようになるアイテムがあります。このアンプを購入した目的は4.4mmのバランス接続をするためでもあるので、3.5mmジャックは余ってしまいます。ホコリも入ってしまいますので、このアイテムをつけることでストラップを装着してみました。

上手く指に引っ掛けてやればUSB-Cケーブルに負荷をかけることなく、ぶらぶらすることもなく把持することができるようになります。これなら、不意に引っ掛けたりすることも減りますし、引っ掛けたとしてもイヤホンのケーブルが傷むだけなのでだいぶマシですね。イヤホンのケーブルの方が強いですから、そう簡単に切れませんし。

イヤホンのケーブルと言えば、私のAONIC 5は赤なので、黒系のケーブルか同色の赤系しか合わせることができず、バランスケーブル選びもなかなか難しいです。銅の色剥き出しのケーブルやブルー系のケーブルは多くあるのですが、なぜか黒系のケーブルや赤系のケーブルは少ないというバランスケーブルの不思議な世界観があります。安物ばかり見ているからかもしれませんけども。

そこで見つけたケーブルが、WUDCOのBIGMANGO-Suzakuというケーブルです。

これがとてもよく私のAONIC 5にマッチするのです。赤いケーブルってなかなか珍しいですよね? 結構かっこいいんですよ。

長さ的にもちょうど良いぐらいで、取り回しも良く、ケーブル自体も柔らかいので妙な癖もつきにくいですから、大変使いやすいケーブルだと思います。きちんとこれでバランス接続できるようになったのが嬉しいですね。アンバランスとどう違う?と言われたら、聞いてみて・・・としか言えないぐらいのへなちょこ耳ですけど。

さて、本題はFiiOのKA3のレビューですが、まず一言。

「いきなり最大音量で鳴らすのは本当にやめてくれ!」

いや、私もきちんとアプリをダウンロードして設定しなかったのが悪いのですが、音量を最低に絞ってから再生したにも関わらず、再生した瞬間音量が跳ね上がってMAX音量で流れたため、鼓膜が破れるかと思いました。そんな大音量が出るとも思っていなかったので本当に焦りました。これだけは、ユーザの耳を守るためにも、デバイスを守るためにも、必ず最低音量から流れるように設計してもらいたい。

という事故はさておきとして、肝心の音は、きちんと調整してから聴くとものすごく良いです。バランス接続しているということもあると思いますが、楽器の音、ヴォーカルの声、環境音、いろんなものがくっきりと聞こえます。この手のレビューでよくある「ほんまかいな!?」みたいな話ではなくて、本当にくっきりはっきり聞こえるようになります。スマホの3.5mmジャックへダイレクトに繋いだときと比べると全然違います。

音量についても、きちんと専用アプリで設定してしまえば、むしろスマホ本体の音量調整よりも良い具合に調整できて、細かく設定できるようになります。理由は明らかで、音量の上限を絞るので、100あるものを16段階で区切っていたものに対して、30程度まで絞ってしまってそれを16段階で区切るので、1区切りの音量差が小さくなるんですね。30までしか音量が上がらなくなるけど必要十分です。むしろ、細かく音量調整できるようになる方がメリットが大きいわけです。

今のところ、バッテリー周りでも問題にはなりません。バッテリー容量を考えれば当然ですけど、あまりにバッテリーを喰うようなら常用が厳しくなるので、この点も消費電力が抑えられていて好印象です。Macに接続してもきちんとハイレゾ出力してくれるようになりますし、これから長く付き合って行けたら良いなと思います。

ただ、AndroidのApple Musicとの相性が良くないようで、ロスレスハイレゾ出力がうまくいきません。Onkyo HF Playerなら768kHzの32bitで流せるのにこれだけは残念ですね。Appleがハイレゾ後発ということもあるでしょうけど、この辺りはもう少し作り込んでほしいなと願います。

総合的にFiiO KA3は「お買い得」です。そこそこのイヤホンを持っている方にはお勧めできる一品ですので、ヨドバシとか店頭で視聴できそうなところで一度試してみてください。世界観変わりますよ!

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