みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。
研究室の鍵の管理は基本的にスマホで完結したいなと思っていて、以前買ったまま使えていなかったQrio(初代・Hub付)を活用しています。新しい物はかなり反応が良くなっていてすぐに開けられるのですが、古いバージョンのものなので少しもたつく感じが初代感ですね。
Qrioを使用しようと思うと、まず最初にメールアドレスを使ってアカウント登録をしないといけません。そのアカウントにQrio本体を紐付けして、解錠施錠が行えるように調整していきます。Qrio自体はもう5年以上前から使っていて、アカウントは既に持っていた(のが大失敗の原因)ため、サクッと設置してサクッと使っていたんですね。
ただ、以前のアカウントがあることで、今はもう使っていない方のキーがアプリで表示されてしまい、削除しようにも削除する方法がないという困った仕様のため、起動するたびに「使わないキー」から表示されてひと手間かかってしまいます。大変めんどくさいですよね。開けたいのは「使う方のキー」ですから。
そのため、アカウントを削除して、新しいメールアドレスで新しいキーとして設定したのですが、これが大失敗でした。きちんと動作確認もして、キーのオーナーとしての登録も完了していて、何度も開け閉めしていたのです。なのに、「アプリを終了」してから改めて起動すると「このキーのオーナーですが登録が必要です」と出てきてしまい、そのせいでキー操作ができなくなってしまいました。
なぜなら、キーを登録するためのコードが研究室に取り残されているからで、さらには、マスターキーとなる物理キーも研究室に取り残されてしまったからです。結局、スペアキーを施設から借りてきて部屋に入って、改めて再設定して動くようになったのですが、Qrioでインキーしてしまうとめちゃくちゃめんどくさいです。利便性のためにやっているのにまさかこんなワナがあったとは…。
一度その症状が出てからはもう大丈夫なようなので、きっと問題なくこれからも使えると信じています。ただ、とても怖いので、物理キーも必ず携行するようにしました…。これだとQrioの魅力が半減している気もしないでもないですが、インキーするたびに施設に迷惑をかけるわけにもいかないので仕方なく、です。
こういう電子錠を使用するようになると大変便利であることは間違いないのですが、やはり100%確実に動作する保証がない(そうメーカーは言っていても必ず何かしらトラブルは起きる)ので、物理キーは必ず持っておかないといけないなと思いました。もし、電子錠にしたいのであれば、Qrioのような簡易なものではなく、きちんとキーそのものを付け替えて対応するようにした方が良いです。お金はかかりますが、安心して使えます。
Qrioを自宅で使用している方は特にだと思いますが、必ず「代替手段」を準備しておいてください。物理キーを持っておくのでも良いですし、車に積んでおくのもいいでしょう。人目に付かないところに隠しておくのもありかもしれません。いずれにせよ、自宅のスペアキーなど誰も持っていない(賃貸ならまだしも)ので、これを自宅でやらかすと本気でめんどくさいです。
まだまだ発展途上のアイテムなのか、初代だから仕方ないのかは不明ですが、ちょっと怖いなと思ったので、きちんと気を付けて対応していきたいところです。