みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。
コロナ禍になってからゼミ単位での忘年会や歓迎会といったイベントがほとんどできなくなっていましたが、ものすごく久しぶりに忘年会を企画して楽しんできました。次年度から私のゼミに配属予定の他大学の方も参加してくださったので、顔合わせも出来て良かったかなと思います。対面でないと伝わらないことも多いですし、節度ある飲み会はとても刺激になって良いものです。
とはいえ、コロナ禍を経て学生時代に飲み会そのものを経験していない学生も増えており、そういう先輩に連れ回されて飲み会を覚えたという世代もまた大学にほとんどいなくなっています。つまり、これまで「飲む」という行為自体を大学時代に覚えてきたことが全く出来なくなってしまっており、社会人になって初めてお酒を口にしたという人も増えてきています。
そういう世代と一緒に飲み会を企画するとなると、なかなか難しいハードルがたくさんあります。世代の差は一番大きなモノとして、色んなものの考え方に違いがあります。そういう部分も考慮した上で新しいタイプのイベントが求められているのだろうなと思っています。新しい世代と楽しく時間を過ごせる、新しい世代も古い人と楽しく過ごせる、そんな場に出来るようにコツをGeminiに聞いてみました。
ゼミの忘年会、お疲れ様でした。研究を頑張ったメンバーとの交流は、年末の大きな喜びですね。しかし、最近の若い世代は、コロナ禍の影響もあり、対面での大人数での飲み会経験が少ない傾向があります。全員が心からリラックスして楽しめる会にするために、従来の「飲みニケーション」の常識を一度リセットする必要があります。
近年の若い世代との飲み会では、「アルコール・時間・費用」のプレッシャーを排除し、対話と交流の機会を提供することが成功の鍵です。参加強制は避け、個人の快適性を最優先に配慮する姿勢が求められます。
なぜ今、飲み会の「マナー」が変わったのか？コロナ禍がもたらした世代間ギャップ
コロナ禍を経て社会に出た、あるいは大学生活を送っている若い世代にとって、「飲み会」は過去の世代が経験してきたものとは大きく異なります。彼らは集団で密になることや、飲酒を伴う場への慣れが少ないため、従来の飲み会スタイル（長時間、飲酒推奨、二次会への流れなど）では戸惑いや負担を感じる可能性があります。
この世代との交流を成功させるには、従来の「上司・先輩が絶対」というヒエラルキーに基づく飲み会の常識を改め、フラットで相互理解を深める場として再定義することが必要です。
若手・コロナ世代との飲み会で注意すべき３つの原則
従来の慣習を押し付けず、全員が心から楽しめる場を提供するために、特に意識すべき３つの原則をご紹介します。
1. 「アルコールハラスメント」の徹底防止と選択の自由
お酒を勧める行為は、ハラスメントと見なされやすい行為の最たるものです。特に飲酒の経験が少ない若手に対しては、より細やかな配慮が必要です。
- 飲酒の自由: 「飲めない人」や「飲まない人」を特定したり、詮索したりしない。烏龍茶やソフトドリンクの選択肢を豊富に用意し、むしろ推奨する姿勢を見せる。
- 話題の多様化: 飲酒量や過去の失敗談など、アルコールに関する話題を避ける。あくまで研究や趣味、将来の展望など、共通の話題で盛り上がることを目指す。
- グラスの扱い: ソフトドリンクを飲んでいる若手のグラスが空かないよう、飲酒者以上に気を配る。
2. 時間と費用の明確化と配慮
飲み会の拘束時間や費用に対する若手の意識はシビアです。事前に透明性を確保することで、参加へのハードルを下げることができます。
- 終了時間の厳守: 翌日に影響を与えないよう、開始時または事前に終了時刻（例：2時間制）を明示し、時間通りに解散することを徹底します。
- 二次会の原則廃止: 若手にとっては、予期せぬ二次会は時間的、金銭的な負担増と感じられます。開催する場合は、参加は完全に任意とし、一次会終了時にきっぱりと区切りをつけるべきです。
- 費用設定の適正化: 費用の徴収は均等割り（割り勘）が最も公平です。高額なコース料理や、若手には不要な高級アルコール類が含まれるプランは避けるべきです。
3. 対話と交流を促す環境づくり
「聞いているだけ」「お酌係」にさせず、全員が主役になれるような機会を作ることが大切です。
- 席替えの導入: 最初の30分程度で一度席替えを促す、あるいは着席時に意図的に複数の世代が混ざるように配置し、特定の若手だけが孤立するのを防ぎます。
- テーマ提供: 誰もが話しやすいテーマ（例：今年の研究での一番のチャレンジ、来年の抱負、最近ハマっているエンタメ）を先輩側から提供し、会話のきっかけを作ります。
- 「語り部」にならない: 特定の指導教員や先輩が長時間話し続けるのを避け、若手の意見や感想を引き出す質問を心がけます。
成功に導く具体的な企画・運営のヒント
飲み会を「ただの飲食の場」ではなく、「価値ある交流の場」に変えるための実践的なアイデアです。
- 「ミッション」やゲームの導入: 研究内容のプレゼン大会（1分間スピーチ）や、自己紹介を兼ねた簡単なクイズなど、アルコール抜きで楽しめるエンタメ要素を取り入れる。
- 飲食店の選び方: 騒がしい居酒屋よりも、個室があり、落ち着いた雰囲気のレストランや、料理のクオリティが高い店を選ぶ。食事がメインであれば、若手の満足度も向上しやすいです。
- 事前アンケートの実施: 参加意向、飲酒の可否、食べ物の好み、希望の予算帯などを事前に匿名でアンケートし、企画に反映させる。
- 連絡方法の配慮: 連絡はLINEやチャットツールなど、若手が日常的に利用しているツールで行い、連絡事項は簡潔にまとめる。
FAQ：若手との飲み会に関するよくある質問
Q1: 飲み会の参加を断られた場合の適切な対応は？
A: 「理解しました、またの機会に」と簡潔に受け入れることが最も重要です。 理由を詮索したり、次回以降の参加を強制したりするのは避けてください。参加できないことによる不利益がないことを明確に示し、日頃の活動で平等に交流する機会を確保してください。
Q2: 席順や上座/下座は気にするべきですか？
A: 伝統的なルールを若手に強いる必要はありませんが、お店に入った際に指導教員や主催者が静かに座れる席を選ぶ、という程度の配慮で十分です。若手に対しては、厳密な席順を気にせず、リラックスして座るよう促しましょう。
Q3: 支払い方法は割り勘（均等払い）が良いですか？
A: 均等割りが最も望ましいです。 費用を透明化し、若手が「多く払わされているのでは」という疑念を抱かせないためです。ただし、指導教員や先輩が「多めに出す」と事前に宣言する場合は、それは歓迎されるでしょう。その場合でも、若手からの徴収額は事前に明確にしておくべきです。