みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。
クラウドファンディングという形態の先行販売で入手したTitan slimさんですが、以前使用していた初代Titanやドラクエウォークで活躍中のJelly2も含めて、WiFiのご機嫌がよろしくありません。研究室のWiFiは私が占有している状態なので2.4GHzのみの運用にしているため、まず切れることはなく快適に使用できています。問題は自宅ですね。
自宅のLAN環境はというと、NURO光から届いたF660AというTA兼無線ルータが根元にあります。これは、自宅の無線LAN環境と干渉するため、無線機能をOFFにして、有線機能のみの利用です。そこから、YAMAHAのRTX-1210へ入り、自宅の1階と2階にそれぞれアクセスポイントとしてYAMAHAのWLX-202を配置しています。
そうなんです、私の自宅はちょっとしたオフィスレベルのネットワーク環境が整っていて、一般的な家庭で使用する無線ルータなどとは設定できる項目が違いすぎる可能性があって、そのため、表題には「私の環境」と明記しています。自宅を購入した際に、コレからの世の中はネットワークがきちんと整っていないとダメだという信念から、ネットワーク環境にはかなり投資しています。各部屋にはカテゴリ6の有線ケーブルが這わせてあり、どの部屋でも安定した有線接続が可能です。
話が逸れましたね。
Unihertz製品のWiFi問題を解決するために、アクセスポイントのWLX-202の設定をいろいろ試してみました。まず最初に試したのは2.4GHzのみの運用ですが、コレが今ひとつうまくいきません。理由は近隣住宅の無線LANとのチャンネル干渉です。こればっかりは自宅の運用でどうこうできる問題ではないので、4つ以上アクセスポイントが見つかる状態なら諦めるしかありません。理屈では、3つ以上チャンネルを離して設置することが望ましいそうですが、どのチャンネルも使用中ですから。
次に試したことは、5GHzのみの運用です。これだと電波の指向性が高まるため、自宅内で電波が届きにくいところが生まれてしまいますが、干渉はかなり軽減されます。届きにくいといっても玄関やお風呂場など物理的に遠いところがほとんどなのであまり影響はありません。ただ、この設定だけでも全く上手くいかず、ブチブチ切れる状態でした。
Jelly2の時に、W52やW53が良いという情報を見ていたので、5GHz運用でかつこの帯域のみに制限してみたところ、かなり改善が見られました。デバイスを動かさないのであれば比較的安定的に通信が可能です。ただ、移動するとたちまちブチブチ切れるので、部屋移動がめんどくさい・・・みたいになってしまう状態です。
果たしてこれ以外に設定はないものか・・・と思案していたところ、Android11の問題として報告されていたPMF(Protected Management Frames)の問題見付けました。これは、WiFiの暗号化強度に関わる設定なので、安易にイジってはいけない場所ではあるのですが、十分に長いパスフレーズでそもそもWiFiにつなげられないようにしてある上にSSIDをステルス設定にしているので問題なかろうということで思い切ってOFFにしてみました。
するとどうでしょう。ビックリするぐらい安定してつながるではありませんか。
ずっと設定沼にハマっていましたが、私の環境では、5GHzのみの運用でチャンネルはW52、W53限定使用、PMFをOFFというところに落ち着きました。一軒家での事例なので、集合住宅にお住まいの場合や一般的な環境ではどうなるかというのは全く保証できませんし、一般的な環境の場合、そもそも本体からの電波が弱いとかいろんな事情が考えられそうです。
こんなマニアックなネットワーク環境を利用されている人がどのぐらいいるかは分かりませんが、多少でも参考になれば幸いです。ちなみに、パソコンや他のスマホでも何の問題もなく接続可能なので、そういうところの心配もありません。