みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。
私の父の家系はアルコールに強い人が多く、母の家系はアルコールに弱い人が多いため、私はアルコールに強く、弟はアルコールに弱いという兄弟をやっています。ただ、アルコールに強い体質だからといってアルコールが好きかどうかは別問題で、私の生活の中に「飲酒」という習慣は全くありません。飲むとすれば、学会の懇親会や何かしらのイベントに出向いたときの流れぐらいなので、コロナ禍でほぼ飲むことがなくなっています。
先日、久しぶりに飲酒の機会があり、いつも通りファジーネーブルとかカシスオレンジみたいなのをガバガバ飲んでいたのですが、言うほど酔うわけでもなく、やっぱり期間が空いても体質的には強いままだったようです。一方で、頭の回転が悪くなるほど飲んでいたわけではないので、帰宅後に授業の準備をするとかは問題なかったのですが、どうにもこうにも身体中が筋肉痛みたいになりダルい症状が出てきました。
どうやら調べてみると、飲酒後は急性アルコール筋症というものが起きているそうです。頭は働いているのに身体がダルくて動かない理由はこれなんですね。飲酒により、筋繊維の破壊が起きるそうです。だから飲酒後はダルくなるのか……というダイレクトな答えでした。さらに、私の場合、登山通勤をしているということもあって、普段から筋力を使っています。そのため、疲労が蓄積しているところにアルコールが入って余計にダルくなったというのがオチのようでした。
やはり、私にとってアルコールというのは、飲んでも飲まなくてもノリが変わるわけでもなく、ただの液体でしかないようで、その上、肉体的に疲労感に襲われてしまうという飲み物なのだなぁと再認識してしまいました。
実は、身内に酒を毎日飲む人がいて、とにかく絡んでこられてめんどくさいみたいなタイプの人なので、私はそもそも酒に対してポジティブな印象を持っておらず、ずっと「なぜ酒を飲むのだろうか?」と思い続けてきた人生でもあります。そのため、飲むたびに自問自答するという妙な人生になってしまっています。飲んでいるとき、その場の雰囲気は好きなのですが、ソフトドリンクにしとけば良かった……と思うこともしばしば。
コロナ禍で飲み会が激減したものの、飲酒量自体は増えているみたいな話が出てきていました。つまり、自宅飲みが増えたということですよね。飲み屋で高い酒を飲まずに自宅で安い酒を飲むというのは家計的には良いのかもしれませんが、結果的飲酒量が増えるのはどうなんだろう?と思ったりもします。自宅でもやりたいことがいろいろあるから、酒を飲んでパフォーマンスを下げる意味もよく分かっていません。
大人になれば、中年親父になれば、自宅で酒を飲む人の気持ちが分かるようになるものかと思っていました。ビールの苦みが美味く感じられるトシになると信じていました。しかし、残念ながらそういう境地に辿り着くことはなく、相変わらず飲酒に対してネガティブな印象が拭えません。
こうして出来上がったのが、私のように「飲めるのに飲まない人」なのかなと思ったりもします。もちろん別の理由もあるでしょうが、体質的には飲めるけど好きじゃない人の気持ちはとてもよく分かります。酒の断り方が下手なので余計に悩みが出てくるのですが、パフォーマンスを低下させたくない、とは言いにくいですよね。体質的には飲めるのだから。
弟のように飲めない体質の方が気楽だったかもしれません。飲めることを知られているので飲みましょうってなりますが、飲まないというと白けると言われますし難しい。その場は楽しいから合わせて飲みますけども、飲んだ後はいつも悩んでいます。よほど酒に良い印象がないのでしょうね、私には。
またこれから半年、一年ぐらいは飲まない日が続くと思います。次の飲む機会にはまた同じように飲んだ後に悩むと思います。その場はとても楽しんでいるのですが、自宅に戻った後の何とも言い難い感覚をどうにかしたいものです。楽しかったまま終わりたいのに、理性が強すぎるのか楽しみ切れていません。実はみんなそんなもの、みたいなところはあるのでしょうか。
私と酒の付き合いはなかなかうまくいかないようです。