学内での研究連携体制を整えていく

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

大学教員という立場上、企業の方や他大学の先生方と何かしらの共同研究をすることはあるのですが、やはり一番大切なのは同じ学内での連携体制ですよね。最も連携が取りやすく、大学としても嬉しい状態になりますので、新しい環境に異動した直後は、学内での連携体制の作り方を考えていく必要があります。

今のところ、私が温めているテーマと合致しそうな先生が数名いらっしゃることが既に分かっているので、少しずつ声を掛けながら、面白そうな連携を取れるように進めています。工学出身の人間ですが現在の大学は文系の大学なので、文系寄りのテーマを選定しつつ、工学応用するみたいなところが落とし所です。

何より、自分の専門が知識工学(知識ベース)関係なので、下手をすると死蔵されてしまいそうなデータに息を吹き込むところがスタートラインです。やはり、いろいろと話を伺っていると、「データはあるけどどうして良いか分からない」という事例がとても多いです。こちら側としては、「技術はあるけどデータがないからどうして良いか分からない」という状態なので、コラボすればお互いに幸せになれます。

どういうアプローチで何を解決していくかはデータ次第なところがありますし、ある問題を解決したいからそのためのデータが欲しいという状況もありますが、どちらも対応できそうなのが嬉しいところです。必要に応じて倫理委員会に諮ることもできますし、AI畑の人間では分からないところの倫理的なサポートも期待できます。これは本当にありがたい。科研費の申請一つでも、倫理的配慮をどうするかというのはなかなか難しい問題ですから。

今温めているテーマの一つは、データがなければ始まらないという部分が大きなウェイトを占めている問題を解くことなので、まずはその辺りの連携からきっちり進めたいなと思っています。前職でも必要なデータは必要なだけ集められる(医療関係)環境でしたが、それ以外のデータはなかなか難しかったのでありがたいところです。

テニュアトラックということもあるので、審査までの2年間できちんと立ち位置を示していかないとと思っているところです。中規模校ですし、学内での連携というのは想像以上に重要になってきますから、少しずつ、でも確実に連携体制を作っていきたいですね。

まずは、人見知りなのを何とかしないといけませんが!

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