みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。
先日は頑張ってesa.ioでWSLの環境構築について記事を書いたのですが、肝心のLinux環境の使い方については全く触れていないのでそろそろまとめないといけません。実際には、言語処理100本ノックでも紹介されている教科書やまとめ記事を見れば十分なんですが、全く知識がない人にいきなり教科書だけポンと渡して後はご自由に……だと厳しいものがあります。
教科書を読むための知識とか、進め方とか、そういうサポートが大事になってくるので、教科書的な事は教科書に任せて、どういうときに何がしたいのかというようなFAQ的な記事としてまとめてあげるのが良さそうです。できるだけ入門するためのハードルは下げないといけませんし、これでもかというぐらい無口なCUIに慣れてもらうには相当「面白そうに」話を持っていくしかありません。
これがまたかなりの難題なんですよね。真っ黒の画面を見ていたって何も面白くない、というのが世の中の99%の人だと思います。自分の周りではそんなことない、という人は、自分の周りがどれだけ小さいものかということを意識する必要がありますね。ほんの少し視野を広げると、全く興味がない人ばかりだというのはすぐに分かることです。
そういう人たちにも「AI教育」みたいな波が来ているので、全く興味がない人にも教養レベルを教える必要がありますし、逆に全く興味がない人たちも最低限学ばないといけません。要するに中学レベルの国語数学理科社会英語みたいなそんな位置づけですよね。興味があろうとなかろうと、授業が実施されていくわけですから、どうせなら理解してもらいたいと思うのは教員側の感覚です。
今のところ、興味を持ってくれている学生さんにだけ教えるというスタンスなのでまだ大丈夫ですが、数年後にはプログラミングが必修となった学生が入学してくる(入学してから学生になるので入学するのは生徒だろうか?)ので、それまでには基盤を整えておかないといけません。
その基盤がLinuxなのかどうかはあまり関係のない話かもしれません。ただ、現状ライトユーザー的にAIというとUbuntu+Pythonでいいやん的なところがありますから、やはりLinuxは避けて通れないところかなとも思います。Windowsからリモートでサーバを使えば良いみたいに言っても、結局はLinuxコマンドは必須になりますし。
さて、どういう攻め方でLinuxを楽しんでもらいましょうか。