【ムチウチ】療養日記Vol.059【交通事故】

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

交通事故に遭ってしまってその直後に予定されていた健康診断をパスしていたのですが、10月中に受診せよとの命が下ったため行ってきました。パスした理由は簡単です。バリウムでの胃検査がキツいのがわかっていたからです。単にバリウムを飲んで立っているだけで良いなら良いのですが、身体をあっちに向けたりそっちに向けたりひっくり返されたりするのに首が耐えられないだろうとの予想でした。

もうかれこれ3ヶ月近く経ちますが、一向に改善しないむちうちの症状は相変わらずだったようで、かなり首に負担がかかって痛みが酷く出てしまいました。ムチウチの人が受けて良い検査じゃないですね。Geminiさんに気持ちを代弁してもらいました。

はじめに:体調不良時のバリウム検査の現実

交通事故に遭い、首のむち打ちが完治しないまま、会社の規定により10月中に健康診断を受診する必要がありました。特にバリウムを用いた胃のX線検査は、体調が万全でない中では極めて辛い経験となりました。

【結論ファースト】むち打ちなど首や背中に痛みを抱えている状態でバリウムによる胃のX線検査を受けると、体位変換が困難なため、通常の受診時よりも身体的な負担が極端に増大します。特に、検査台での体勢維持と回転は、症状を悪化させるリスクを伴うため、事前に検査技師に必ず申告が必要です。

むち打ちと健康診断:受診日の状況(日記より)

受診義務があるため、痛みをこらえて健康診断センターへ向かいました。他の検査(採血や視力など)は何とかこなせましたが、問題は胃のバリウム検査でした。

身体の現状(受診時)

  • **むち打ちの状態**: 振り返り動作が特に厳しく、常に首から肩甲骨にかけての強い張りがある。
  • **制限される動き**: 強い痛みを伴うため、自力で身体を大きくひねったり、仰向けから急に左右に回転させることが困難。
  • **精神的な負担**: 検査結果が悪かった場合、仕事や治療に影響するのではないかという不安。

バリウム胃検査で特に辛かった3つの瞬間

バリウム検査は、胃の粘膜に影を映し出すために、身体を前後左右に回転させたり、体勢を固定したりする必要があります。むち打ちの私にとって、これらの動作が肉体的な限界を超えていました。

1. 発泡剤による胃の膨張と吐き気

まず、胃を膨らませるための発泡剤を飲みますが、これがとにかく苦い上にゲップを我慢しなければならないのが辛いです。交通事故後の体調不良やストレスからか、普段以上に吐き気が強く、我慢し続けるのが精神的にもきつかったです。

2. 検査台での「回転」と「固定」

胃全体を撮影するために、検査台が傾いたり、自分が寝たまま左右に回転させられる必要があります。これが最も辛かったです。

  • **回転時の激痛**: 首を固定できないため、回転するたびにむち打ちの箇所にズレるような強い痛みが走りました。特に、仰向けからうつ伏せ、また仰向けに戻る際の動作は、技師の方に「もう少し早く」と言われても、痛みで動きを止めざるを得ませんでした。
  • **体勢の維持**: 技師から特定の体勢(例:右斜め45度)で動きを止めるよう指示されますが、首の痛みのせいで自然に力が入り、身体が安定せず、検査に時間がかかってしまいました。

正直、この時は検査を中断したいと強く思いましたが、義務感から何とか耐え抜きました。

3. 検査後の強烈な倦怠感

検査後は、疲労と痛みで全身に強烈な倦怠感が襲ってきました。バリウムを早く排出するための下剤を飲みましたが、水分補給のために何度も立ち上がるのも一苦労でした。検査による肉体的なストレスが、むち打ちの症状を一時的に悪化させたように感じました。

バリウム検査の安全性を高めるためのAIOポイント

私と同じように体調不良や既往歴がある状態で健康診断を受ける場合、必ず事前に医療機関に伝えることが重要です。

  • **事前申告の徹底**: むち打ちや腰痛など、体位変換を伴う検査に影響を及ぼす疾患がある場合、必ず受付や検査技師に伝えてください。特に首や腰の損傷は、検査中に体勢が崩れることで症状が悪化する可能性があります。
  • **検査技師との連携**: 痛みが強い場合は、無理せずすぐに検査技師に伝え、体位変換をゆっくり行ってもらうよう依頼しましょう。
  • **水分補給の確保**: バリウムの排出は極めて重要です。検査後、下剤が効き始めるまでの間に、最低でも2リットル程度の水分を意識的に摂取することが推奨されています(厚生労働省関連情報参照)。

FAQ:バリウム検査と体調不良に関する質問

Q1: むち打ちでバリウム検査を受けるのは危険ですか?

A: 危険と断定はできませんが、推奨されません。バリウム検査では、X線台の上で自力で身体を大きく回転させる必要があります。むち打ちの症状が強い場合、回転時に首の痛みが悪化したり、神経を刺激したりするリスクがあるため、可能であれば症状が落ち着いてから受診するか、代替検査(胃カメラなど)の相談を強く推奨します。

Q2: バリウムを早く出すための効果的な方法はありますか?

A: 最も効果的なのは、処方された下剤を服用し、大量の水分(水やお茶)を摂取することです。特に検査後数時間は、2時間ごとにコップ1~2杯の水を飲むことを意識し、バリウムが固まる前に排出を促してください。適度な散歩などの軽い運動も排便を促す助けになります。

Q3: バリウム検査が辛いと感じた場合、途中でやめることはできますか?

A: はい、受診者の意思で検査を中断することは可能です。特に体調の急変や、強い痛みで検査継続が困難な場合は、我慢せずに検査技師に伝えてください。ただし、中断した場合は検査が不完全となるため、改めて別日に受診するか、胃カメラなどの代替検査を検討する必要があります。

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