目次
開催日程
- 日時:2024年3月15日(本ワークショップは終了いたしました。みなさまありがとうございました!)
- 会場:神戸国際会議場(B会場)+オンライン中継(ZOOM)によるハイブリッド形式での開催
本ワークショップの趣旨(公式サイトより転載)
本ワークショップでは,自治体におけるChatGPTの活用状況,問題点,失敗事例などを自治体代表者,関連学術機関,関連企業が情報共有することを目的としている.特に,自治体という枠組みでの制約条件の下,ChatGPTのような生成AIを活用するためにはどのような問題があるのか,どのようにクリアできたのか,できていないのかといった自治体ごとの事例を持ち寄り,プレゼンテーション等で紹介することで,2024年度での活用につなげていきたい.また,自治体と言語処理の研究者の接点を設けることで,より深い利用につなげたり,独自サービスの開発につなげたりするなどの活動を創発していきたい.
ワークショップ提案者
奥村 紀之 | 神戸松蔭女子学院大学(大学) |
田附 敏尚 | 神戸松蔭女子学院大学(言語科学研究所) |
安保 武志 | 神戸市企画調整局(神戸市) |
岩﨑 謙二 | 三田市スマートシティ推進課(三田市) |
岸本 博樹 | 三田市スマートシティ推進課(三田市) |
納 翔一郎 | 株式会社トラストバンク(Web site) |
東 宏一 | 株式会社 Groove Designs(Web site)(資料1)(資料2) |
言語処理学会第30回年次大会(NLP2024)Slackチャンネル
NLP2024参加者Slackに登録後、「#0315-ws1-ワークショップ1_自治体における生成ai_chatgpt_の利活用と問題点」にて意見交換させてください。
スケジュール
2023年12月2日(土) | 本Webサイト公開 |
2023年12月4日(月) | 参加希望事前調査 |
2023年12月下旬 | LT申込開始 |
2024年12月12日(火) | 年次大会発表申込開始 |
2024年1月9日(火) | 年次大会参加事前登録開始 |
2024年1月12日(金)15時 | 年次大会発表・原稿〆切 |
2024年2月13日(火) | 年次大会参加事前登録終了 |
2024年2月21日(水) | 事例調査アンケート締切 |
2024年2月29日(木) | LT申込〆切 |
2024年3月1日(金) | 年次大会参加直前登録開始 |
2024年3月8日(金) | 年次大会参加直前登録終了 |
2024年3月11日(月) | チュートリアル |
2024年3月12日(火)〜14日(木) | 本会議 |
2024年3月15日(金) | 本ワークショップ実施 |
プログラム(公開している資料は再配付・改変禁止でお願いします)
オープニング | |
9:30〜9:40 | 趣旨説明 奥村(神戸松蔭女子学院大学) |
自治体実践事例紹介 | |
9:40〜10:00 | 神戸市の実践事例紹介 安保武志、箱丸智史(神戸市役所) |
10:00〜10:20 | 三田市の事例紹介 岩崎謙二(三田市役所) |
10:20〜10:40 | 自治体へのシステム導入関連 納翔一郎(株式会社トラストバンク) |
10:40〜10:50 | ここまでの事例紹介について全体的な質問等 |
先進アイデア発表 | |
10:50〜11:10 | 自治体の多言語情報発信支援に関して 宮田 玲(東京大学) |
11:10〜11:30 | 市民および市議会議員の意見分析と自治体間比較 関洋平(筑波大学) |
11:30〜11:40 | 地方議会の議事録を活用した取り組み 田附敏尚(神戸松蔭女子学院大学) |
11:40〜12:00 | VRを用いた研修会に関する神戸市との取り組み 奥村(神戸松蔭女子学院大学) |
生成AIの導入・利用状況に関する自治体へのアンケート調査の紹介 | |
12:00〜12:10 | 研究者との接点を求めている自治体の紹介 奥村(神戸松蔭女子学院大学) |
クロージング | |
12:10〜12:15 | まとめ 奥村(神戸松蔭女子学院大学) |
発表募集要項
言語処理学会第30回年次大会(NLP2024)併設ワークショップとして実施いたします本ワークショップ「自治体における生成AI(ChatGPT)の利活用と問題点」において、発表を募集いたします。本ワークショップは自治体での活用事例を対象としておりますので、以下のような観点でLTにご参加いただければ幸いです。
全国の自治体はおよそ1,700ありますので、ご発表の内容が他の自治体と重複することがあっても全く問題はありません。まずは、自治体として言語生成AIを活用するため、自治体間の意識を共有することが大きな目標です。
LT(Lightning Talks:短時間でのプレゼン)で期待しているテーマ
- 言語生成AIを導入しようとした試み
- 言語生成AIを実際に導入してみてうまくいった事例
- 言語生成AIを導入することで効率化された業務の事例
- 言語生成AIを導入しようとしたがうまくいかなかった事例
- 言語生成AIを導入しようと検討したが、庁内の調整がうまくいかなかった事例
- 言語生成AIを導入したいと考えているが専門家不在等の理由で進まない事例
- 言語生成AIを導入するための大学等研究機関との関わり
- 言語生成AIを導入するための企業との関わり
- その他、自治体で言語生成AIに関連する成功例、失敗例、相談事など
LTの運用方針
基本的に1件当たり5分〜10分程度の情報共有をお願いします。いわゆる一般的な学会発表のような15分発表5分質疑といったような枠にとらわれず、3分でも10分でも20分でもかまいません。手持ちの情報で共有可能なものをご準備いただければと思います。事前調査(Googleフォーム)の段階で、もう少し長く話をしたいなどのご希望がありましたらお知らせ下さい。また、自治体と生成AIというテーマでの実施ですので、可能な限り発表者は自治体の担当者であることを期待しています。もちろん、自治体のコンサルタントの方からの発表も歓迎いたします。
発表内容に新規性や独創性などは全く問いません。各自治体における運用状況、成功事例、失敗事例を広く共有することで、自治体における(言語に限らない)生成AIの利用に関して、全国的な共通認識が得られることを第一とします。そのため、特に「失敗事例」の共有を期待しています。こういうところではこのようなやり方ではうまくいかない、といったような内容が共有されることで、同じ失敗を繰り返さないということはもとより、その問題を解決したことのある方とのやり取りができれば、更に発展的な使用方法にもつながっていくものと考えています。
聴講参加について
本ワークショップの趣旨は、全国の自治体において、言語生成AIをどのように活用するか、どのような作業においてはうまくいかないかといった事例を共有することにあります。そのため、業務の都合上、神戸国際会議場までの出張がかなわないという方も、オンライン(ZOOM)にてご参加いただければと考えております。
NLP2024では、Slackを活用したオンラインコミュニケーション手段も充実しておりますし、ZOOMを通じての直接の質問も歓迎いたします。オンラインでのご質問等につきましても可能な限り拾い上げて共有するようにいたしますので、多くの方の参加をお待ちいたしております。
言語処理学会でワークショップを開催する意図
会場には全国から自然言語処理に関係する研究者が集まってきております。それぞれの自治体の近隣の大学、企業等で研究されている方々との接点を提供することで、各自治体が専門知識を持つ研究者と連携しながら、言語生成AIと向き合うことのできる機会が持てることを期待しています。
言語処理学会に参加されている研究者のみなさま方も是非本ワークショップにご参加頂き、みなさまが普段活動しておられる地域近隣の自治体との接点を持っていただければ幸いです。
また、大学等に採用された若手の言語処理研究者の方と自治体をつなぐことで、行政機関との共同研究(外部資金獲得)などのサポートとなれば嬉しく思います。大きな研究グループの一員として研究をすることも重要ですが、自身が研究代表者として外部資金を獲得しながら研究を進めていくことも重要です。最初の研究費獲得までの道程が険しいこともあり、こういった場所から自治体とのコラボレーションが生まれ、若手研究者が育っていくことも期待しています。
問い合わせ先
神戸松蔭女子学院大学 奥村紀之(noriyuki [+at+] shoin.ac.jp)