ネマガリダケってご存知ですか?

投稿日:2019年06月13日 |カテゴリー:Blog

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

おくむらは過去に4年ほど長野市に住んでいたので毎年のように食していたのですが、5月6月あたりは山菜がとても美味しくていろんなタイプの山菜を直売所なんかで仕入れていました。JSAI2019の帰りに長野市に立ち寄って、娘の生まれた病院を見たり、いろいろ懐かしみながら散策していました。

実は、私の本来の目的は「コシアブラ」だったのですが、東日本大震災の影響で放射能汚染があることから長野市ではコシアブラが販売禁止になってしまっていたそうです。確かに地震直後は放射線量も大きく上がっていましたし、農作物への影響はあると思っていたわけですが、目当てのものが手に入らなかったのは悲しいですね…。

そんなこんなで気を取り直して買ってきたのはチシマザサ、通称ネマガリダケです。こちらも長野県で大変よく食べられている春の味覚で、アク抜きの必要がないお手軽山菜です。いえ、アク抜きが不要なだけでなく、料理も大変いい感じで手抜きできてかつめちゃくちゃ美味しい食材なんです。

まず、ネマガリダケというとどういうものかというとこちら。

ネマガリダケなどという名前とは裏腹に、大変真っ直ぐなタケノコみたいな食材です。皮を向いていくと少しずつ可食部が現れます。

長距離移動のため少し傷んでしまったのが残念なところですが、食感も良く、味も落ちていなかったので良かったです。こちらのネマガリダケを一口大に切って酢を水で薄めたものに少しさらします。ゴボウと同じですぐに変色してしまうためです。

さて、こちらをどのように料理するかというと、開封前のこちらの写真でご確認下さい。

隣に転がっているもの、それはサバ缶(水煮)です。確かケンミンショーか何かでも紹介されていたはずですが、長野県ではネマガリダケをサバ缶で食べるという謎の風習があります。適量の水を張った鍋にサバ缶を汁ごと投入して一煮立ちしたら味噌をといて味噌汁風にするんですね。出汁はサバ缶の仕事なのでただ味噌をとくだけです。

1つ投入したらこんな感じですね。よく分からない食べ物に見えますが、これが大変絶品なんですよ。切る、洗う、茹でる、煮る、たったこれだけの簡単料理でご飯3杯はいけますね。

こちらは完成品ですが、お隣の唐辛子にも注目です。長野市は善光寺で有名ですが、その善光寺のすぐ近くに八幡屋磯五郎というお店があって、長野県のお蕎麦屋さんでは大抵こちらの唐辛子が置かれています。善光寺前の本店に行けば自分仕様のオリジナル唐辛子が作れるので是非立ち寄ってみてください。

話が少しそれましたが軽く唐辛子を振るとこれまた絶品がさらに絶品に変わります。サバ缶の出汁だけで作った手抜き味噌汁のくせに、一生懸命出汁をとった味噌汁に引けをとらないのなら、楽な方を選びますよね。

コシアブラに会えなかったのは大変残念でしたが、何とか長野の春の味覚を堪能できて満足しています。春から梅雨にかけて長野に立ち寄られた際は是非ご賞味ください!