オリンピック・パラリンピック記念ナンバープレートのワナ?

投稿日:2019年05月30日 |カテゴリー:Blog, 自動車

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

2019年も半分近く終わってしまって月日の流れの速さを感じているところですが、それと同じく、最近「オリンピック・パラリンピック記念ナンバープレート」を装着した乗用車を大変よく見るようになりました。おくむら個人の感想としては、どのデザインも・・・ちょっとアレな感じだとは思うのですが、突出して「軽自動車」に装着されている事例が多いように思います。一見して気付きにくいのですが、それが結構問題だなと思っていたりするところです。

国土交通省「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート」より

国土交通省の当該ページには特別仕様のナンバープレートの画像を出していますが、普通乗用車でこれを装着している人ってほとんど見たことがないです。元々白いナンバープレートなので、エンブレムのみのタイプを着けていたとしても気付きづらいというのがあるのかもしれませんが、意識して見ていてもやはりあまり見かけません。寄付金有りの派手なデザインのものは何台かプリウスに着けているのは見たことがあるぐらいですね。

圧倒的に多いと思うのはやはり軽自動車です。軽自動車はそもそも黄色地に黒の文字と規定されているのですが、この特別ナンバーに限り、白ナンバーを装着することが可能です。軽自動車であってもやはり寄付金有りの派手なデザインはあまり見ませんが、エンブレムのみのタイプが大変多く走っています。おくむらとしては、軽自動車は黄色ナンバーを着けていてくれないといろいろ困ることがあるので嬉しくない現象です。

軽自動車の規格は厳密に決められていて、排気量や出力に大きな制約を受けています。黄色ナンバーだと遠目に見ても軽自動車と分かるので、追い越しをする時のアクセルの踏み加減の参考になるし、逆に追い越されそうになっている時に追い越そうとする車が軽自動車だと分かると少しだけアクセルを緩めて抜きやすくさせてあげるなど、気遣いもできます。ただ、記念ナンバープレート(特にエンブレムのみ)に換えられていると、遠目に見て一見して軽自動車と分からない場合があって、速度コントロールに支障が出ることがよくあります。理由は前述の通りですね。

排気量や出力に制約があるからこそ動きにも制約が出ているので、遠目に一見して軽自動車だと分かってもらえる方が遙かに安全だと思います。「ださいから」とか「劣等感があるから」とかの理由で、自分の安全を犠牲にするのはいかがなものでしょうか。トラックや大型車に追突されたり挟まれたりすると、軽自動車だと助からない可能性もありますし、自衛のためにも黄色ナンバーのままの方が良いと個人的には思っています。車格いっぱいのサイズの軽自動車は普通乗用車と大きさ的な観点で見た目で区別が付きづらいですから、普通乗用車だと思われていると危ないですよね。

では、記念ナンバープレートの何が国土交通省のワナかというと、お金を追加でちょっと出せば白ナンバーを着けられる、しかも期限付きみたいな、先ほどの「ださい」とか「劣等感があるから」という人をうまく誘導するシステムになっているというところです。軽自動車の登録台数って結構バカにならなくて、すでにこの記念ナンバープレートで70万台以上も登録されていると聞きます(要出典)。それだけの人の自尊心をくすぶるようなやり方で、お金を巻き上げているだけ・・・みたいな印象しか持てないのです。寄付の有無にかかわらず若干手数料を取っていますしね。100円ずつ取ったとしても7000万円以上ですよ!?

関東在住でもないですし、そもそもオリンピックには興味のないおくむらですが、オリンピックにかこつけてお金を巻き上げるシステムをあちこちで作っていることには物申したいなと思ったりします。できれば、制約のある車格でしかない軽自動車なのだから、一目で軽自動車と分かるように区別しておいてもらった方が安全運転につながるのではと思っていたりします。(白ナンバーにした軽自動車と普通のナンバーの軽自動車とで事故に巻き込まれた割合とか調査してみるとと良いのかもしれない)