PTAイベントの見直し

投稿日:2019年05月14日 |カテゴリー:Blog, PTA

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

5月も中旬になり、率先して引き受けた人、立候補した人、説得されて付き合いのために仕方なくやっている人、クジやじゃんけんに負けて嫌々やらされている人、欠席裁判で強引に押し付けられて退会も辞さないレベルでキレている人、様々な思いで”単位”PTAがスタートしていることと思います。PTAには謎の用語がたくさんあって、単Pとか市Pとか、最初のうちはわけのわからない呪文が飛び交っていることでしょう。その辺りの解説は別の講釈でとして、今回はPTAイベントの見直しについて書いてみます。

PTAのイベント

一口にPTAのイベントと言っても大小様々なものがあり、どれもこれも、大抵のPTA関係者には面倒くさいイベントだと思います。特に、始まった経緯もハッキリせず、なぜか継続されていてほぼ形骸化しているものなどは「やめてしまいたいイベントの代表格」だと思います。しかし、PTAに限らず言えることですが、始めるのはすごく簡単なのに、やめてしまうことが異様に難しい世の中だと思いませんか?

「例年どおり」という思考停止状態で、いつ、誰が作ったのかさえハッキリしない謎のマニュアルに沿って、「無駄だと誰もが思いながら」こなすイベントがあまりに多いように思いました。たとえば…、

  • PTAの会議
  • 蔵書調査
  • PTA主催のお祭り
  • 学校と周辺の掃除
  • 門番
  • お餅つき

本校でも思い浮かぶだけでもいくらでもありますね。もちろん、お祭りは子供たちが楽しみにしているのでやめられませんが、その運営は全時代的で酷いものです。門番などは池田小の事件を受けて始まったそうですが、監視カメラと電子錠で代替可能です。

こういった大小問わずPTAに存在しているイベントの数々が、「全員に何かしら役を与えるために生み出された仕事のための仕事」だったりします。そんなのできる限りやめたいですよね?

PTAイベントの削減

これを提案した瞬間、基本的になぜか猛反発を喰らうのが不思議なPTAです。みなさん進んで引き受けられたならまだしも、大半が可能な限り関わりたくない人のはずなのに、ちょっと理解ができなかったところでもあります。気持ち的な面は大変よく理解できましたが、誰かがやめないといつまでもやめないものがあまりにも多いです。

私の任期中、本校では餅つきをどうやってやめるか?という話が出るようになりました。私の前任者の頃から検討に入っていたということもあって、何となく「やめる方向で」意識はしていましたが、やめようとすると思いもよらない方向から物言いがついたり、一筋縄ではいかない状況でした。

そもそもやめることを検討し始めた経緯は、

  • 児童数のわりに餅つきに参加してくれる男手が圧倒的に不足していたこと
  • 男性一人につき10臼はつくという体力勝負になっていたこと
  • 平日にしか開催できないので男手の補充が難しいこと
  • 餅つきと言えば1月頃のイベントなのになぜかクリスマス付近の開催になること
  • 昨今騒がれている食中毒の問題で調理がほぼできず衛生管理に神経をすり減らしてしまうこと
  • 給食室を借りなければ湯が調達できずそのために職員を召集しなければいけなかったこと

などがあります。

食中毒対策は特に大変で、最終的には缶詰の餡を買ってきて、ゴム手袋をしてから開栓し、鍋に直接投入、決して素手で触れることなく盛り付けるという、調理そのものがほぼないような状態にまでなりました。もちろん、餅をつくときも同様で、ゴム手袋をして素手で餅に触れないように徹底的に管理しながらついていきます。

しかし、こういったイベントには必ず参加してくる「その道のプロ」みたいな方がいます。こちらがどれだけ頑張って対応していても、素手でガンガン障り始めたりして台無しにされることも多々あります(そういう場合は廃棄になったりします・・・)

こういった事情で、精神力がすり減ってしまうのみ、という状況に陥ってしまったことから、餅つきをやめよう、という話が上がっていました。本来なら、私が会長に就任する前に片付く問題だったはずが・・・、謎のパワーが働いて片付かなかったいう状況を引き継ぐことになったのです。

こうして書いていてもお分かりのように、一つのイベントを「終わりにする」ということが並大抵の努力ではできないんですね。

PTAの規模縮小の足かせになるもの

謎のパワーです。それ以外に言いようがありません・・・。

というと言いすぎかもしれませんが、本当に謎のパワーがどこかから届きます。ただ、その謎のパワーも出所は大抵分かっていて、「PTAその他の役員等の経験者、いわゆるOB/OGと呼ばれる存在」あたりが問題になります。

「私たちのやっていたときはこうじゃなかった」

こういう台詞って幾度となく聞いたことないでしょうか?

PTAって、楽しんでやっている人も嫌々やっている人も、終わったらよく分からない解放感でスッキリして、謎の先輩風を吹かせたくなるらしく、引退したのにいつまでも口出ししてくる困った人が意外に多いのです。単位PTAレベルを超えてくると、そのややこしさは半端じゃないです。

私の周りでも、過去に何らかの関わりのあった誰々さんが餅つき廃止に反対している、とかいう話がものすごく遠いところから聞こえてきて、律儀にそこを納得させるという作業が発生したりしました。自分達がやっていたときに同じことをされて不愉快だったはずなのに、気づけば自分達も同じことをしているのですが、当の本人たちは「よかれと思って言っている」らしく、善意を踏みにじるなというレベルで怒り出したりします。

こうなってくると収拾がつかないので、結局PTAのイベントを整理しようとすると失敗するんですね。そうやって毎年同じことを繰り返しています。ハッキリ言って無意味な活動ですよね。

イベントをやめたいなら

結局、やめたいならそういう周囲のノイズを無視する強さがないとダメです。あるいは、周囲を省みない猪突猛進的な行動が必要です。幸い、私と苦楽を共にしてくださった校長先生は改革派というか業務の効率化を最優先してくださる方だったので、校長先生と協力しながら餅つきを廃止に持っていくことができました。

もちろん、反発も大きかったですし、OB/OGの文句は聞き飽きました。本部のメンバーはものすごい風当たりだったと思います。その辺りはいつもお礼の言葉を忘れないように、労いの言葉をかけつつやってきたつもりです。それでも、会長がやっていることなのに会長に直接文句を言わないで本部のメンバーをいじめる面倒な人たちは後を絶ちません。

ただ、何とか前向きで皆が納得できる理由をつけて餅つきを廃止にできたので、あれも見直す、これも見直す、と、少しずつPTAをスリムにしようという動きが出てきたのは喜ばしいことです。これのお陰で、「全員が何らの役を強制的に割り当てられる」状況から、当たらない人も出てくるというところまではスリム化できています。

誰かが汚れ役にならないと変わらないのなら、そこは会長の務めかなと実感しています。本当は餅つきには他の組織も関わっていて、そちらの長とも調整していたのですが、自分は責任をとりたくないからと逃げてしまって、人間的に評価を下げた人もいましたけど、私はきちんと関係者の前で説明して頭も下げています。

こういう無責任な人とも調整しないといけないので、余計にPTAのイベントってやめられないんだろうなと思いました。

余談

餅つきをやめたというと子供たちが悲しむのでは?というお話が出ると思います。その辺りは地域の皆様の協力で、まちづくり協議会みたいな団体やコミュニティセンターみたいなところが1月上旬から中旬頃という理想的な時期に地域のイベントとして餅つきを実施してくださっているので、子供たちはそちらで餅つきを楽しんでいます。

私もそちらの関係者としてお手伝いしていますし、形や場所、組織を変えて受け継がれていくのかなとも思っています。

まとめ?

PTAをスリムに、要らないイベントをやめていくというのはものすごく骨の折れる作業です。みんなが要らないと思っていてもやめられないものは、ややこしいOB/OGが元凶だったりします。引退したなら静かにしててほしいというのが本音ですし、そこまでしてPTAに関わりたいなら改めて役員をやれば良いのに、そういう人は絶対やらないんですね。

訳知り顔で文句だけ言いたい人など無視して改革しないと身が持ちません。そういう人たちはあることないこと言いふらすスピーカーだったりもしますが、放置するしかないですよね。ご機嫌をとり続けるのは不可能ですから、会長が毅然とした態度でいて、役員も「文句は会長へどうぞ」以外に対応しないようにしておかないとダメかなと思います。

これから役員としてお仕事をされる方は数多の理不尽に遭遇すると思います。自己矛盾していることすらあります。おかしいものはおかしいと言い、より良く運営できるような方策を考えて、何かの縁でともに活動することになった仲間と支え合いながら頑張ってほしいなと思います。