遠隔指導の準備

投稿日:2018年04月05日 |カテゴリー:学校

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

大学受験を控えた高校3年生、浪人生のみなさんにはなかなか厄介な話かもしれませんが、○○先生がいるからこの大学に行きたい、とか、△△の分野では有名な研究者が集まってるからこの大学に行きたい、とか、そういう観点で大学を選ぶ生徒さんも多いと思います。確かに、私が大学受験をした頃と比べて、大学の情報は簡単に手に入るようになっていますし、教員の情報もしかりです。

しかしながら、(昔からそうだったのかもしれませんが)最近の大学は教員の異動が多くて、自分が入学した頃には指導を受けたいと思っていた先生がいなくなってしまっていた、なんていうこともよくあります。若手教員の大半が任期付きというのも大きな理由だと思いますが、教員の流動性が高いと大学を選ぶのが難しくなるかもしれません。私としては、とある教員の指導を受けたい、という理由で大学を選ぶのはリスキーな気がします。

タイトルにも関係しますが、私もこの春から勤務先が変わって、前任校では私の研究室には入れなくなってしまいました。私の研究室を希望してくれている学生さんがいたことも知っていたのですが、こればかりはタイミングの問題で申し訳ないとしか言えない部分です・・・。他にも良い先生はいらっしゃるので、色んな研究室の門を叩いてみて欲しいです。

さて、本題の遠隔指導とはどういうことかと言うと、研究室には入れなくなってしまった学生さんはある意味でスッキリしていて、そもそも受け入れてすらいないので問題ありません。一方で、すでに受け入れてしまっている学生さんはそうはいきません。途中で研究室を変更するというのはなかなかエネルギーの必要としますし、テーマが大きく変わってしまうのも興味の問題で長続きするかどうかも分からなくなってしまいます。

私も教員として既に4校目になるわけですが、異動のタイミングで引き受けていた学生さんは最後まで面倒を見てきています。今回も、卒業研究をまとめる残り1年をしっかり指導するぞということで、計算機等を前任校へ運搬してきました。一通り機材は持ち出しているのですが、そうすると研究が進まなくなってしまうため、学生さんが使えるようにといくつか問題のない計算機をお届けしてきたわけです。

情報系の最大のメリットは、計算機さえあれば他に大した機材も必要なく、機材を使用するために教員が付き添わなければいけないといった制約もないので、いつでもどこでも研究が進められるというところです。これまでもSlackを利用して24時間365日いつでも相談可能な状態にはしてきていましたが、いよいよ本格的に活用して指導をしなければなりません。幸い、以前の投稿でも書きましたが、自分よりはるかに地頭の良い学生さんたちなので、ほとんどがオンラインミーティングで指導可能なのはありがたいところです。

とはいえ、完全にオンラインに移行してしまうと、研究進捗報告などがうまくいかなくなることもあるので(過去に経験アリ)、週に1度は前任校に顔を出して直接指導するように調整しています。やはり、私のところで学びたいと思って来てくれている学生さんなので、最後までしっかり面倒は見てあげたいですから。特に、専攻科へ進んだ学生1名と、今年専攻科へ進む予定の学生が1名いるので、その2人はあと2年、3年と指導を継続する必要があり、設備もきちんと整えておかなければ、といった状況です。

現任校の設備が遠隔で利用できるならありがたいのですが、今のところ方法がよく分からないので期待はできません。必要に応じて現任校にも学生さんに来てもらって設備を使ってもらうなどの対応は必要かと思います。こちらとしても、とても優秀な学生さんばかりなので、良い成果を出してもらえれば結果的に私もすごく助かりますので、(非常勤手当なんて一切もらっていませんが)ある意味ボランティアで指導を継続することに何の躊躇もありません。

冒頭の話題に戻りますが、ほとんどの教員は異動すると遠方へ移ってしまう可能性の方が高いです。そのため、なかなか遠隔指導を受けるというのも難しいように思います。もしそういった対応を求めるのであれば、事前にお目当ての教員とアポをとって、いろいろ話し込んでみた方が良いと思います。大学の先生は基本的に質問や研究に関する相談は歓迎されるので、積極的に足を運んでもらえると良いかなと思います。逆に言えば、自分の大学以外の先生と一緒に研究してみたい、という希望があれば、なおのことコンタクトを取ってみるのが良いと思います。

私は上記のようなスタンスで指導しているので、仮に今後も異動するようなことがあったとしても、受け入れた学生さんに関しては最後まで遠隔指導ででも対応しますので、心配しないで下さい。