1位が配属されるというプレッシャー

投稿日:2017年04月12日 |カテゴリー:学校, 研究

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

 

Facebookのありがたい機能の中に「昔この日」みたいなのがあります。毎年同じようなことをしていると、あぁ、去年もこうだったな、あぁだったな…なんていうことが頭をよぎりながら、今年は一体どうなるんだろう?と思いを巡らせたりします。そんな中、本日の「昔この日」に現れたのが、前任校での研究室配属に関する話です。

 

何の運命のいたずらか分かりませんが、前任校では3回研究室配属があり、そのいずれの年も学年1位の学生が配属される、という状況だったことを書いていました。自分で考えてみて思うのは、自分だったら自分の研究室には絶対入りたくない、と思うような少し厳しめの指導をしているので、何を好んでこんなブラック研究室(笑)に配属を希望するのだろう?と不思議になります。卒業するなら楽な方が良いでしょう?と思ったりもします。その辺り、なぜそう思うかというと、結局のところ就職するとすれば学会発表を目指したような指導はしんどいだけだと思いますし、進学するにしてもそこで学位を取れるわけでもなく、いずれ去って行く「通過点」のようなものだと私が認識しているからですね。今居る環境で最大限努力するというのはとても大切なことですが、「どうせ卒業するだけだし…」と思ってしまうと、そういうモチベーションも維持できなくなります。

 

どうやら、私の研究室運営の方針は、きちんと努力を重ねてきて1位をとれるような学生さんに興味を持ってもらえるようです。もっと勉強したい、もっと色んなことを知りたい、と前向きな学生が入ってきてくれています。自分のFacebookへの投稿を振り返ってみて、気持ちを引き締め直さないいけないなと思っています。実は、なぜか現任校でもその歴史は引き継がれているようで、やはり1位の学生が配属されています。ものすごくモチベーションが高く、週1コマしかなかった「課題研究」という科目でしか研究に触れていないにもかかわらず、今度の5月の人工知能学会で発表してくれることになっています。空き時間をどんどん活用してくれて、色んな結果を出してくれて、議論ができて、とても面白い時間を過ごせていると同時に、今の学生さんは1年目の学生さんなので、ここでショボい指導をしてしまうと、2年目、3年目が続いていかなくなります。かといって、これ以上厳しくするのも学生さんにとって負担なので、バランスを取りながら、1位の学生が目指してくれる研究室、という売りを維持できるように頑張らないといけないと思っています。

 

もちろん、研究活動において学校の成績なんて関係ない…とまでは言えないにしても、向き不向きがあるので、1位であるからといって研究で優秀な成果をおさめられるとは限りません。そういった意味では、順位なんてものは全く私は気にしていないのですが、やはり、1位を取れるほどのモチベーションとポテンシャルを持った学生が入ってきてくれるのは至極の喜びであります。その分、プレッシャーもものすごく大きく、正直なところ、学生さんのポテンシャルは指導教員の私のそれを遙かに上回っており、卒業する頃には大抵抜き去られてしまっています(笑) 「先生の指導のおかげです!」と言ってくれますが、いえいえ、私は単にみなさんより少し経験があって、少し知識があるだけで、みなさんの力を最大限引き出すためのきっかけを与えているに過ぎませんよ、といつも言っています。なにせ、地元にいるわけで、この学校に入ってくる学生さんのポテンシャルの高さは、幼少期からよく知っていますので、そんな学生さん達の成長のきっかけになれれば十分嬉しいのです。…が、「こいつ、クソやん!w」みたいな感じで思われる日がいつか来そうでビクビクしているのも本心ですね(すでにそうなのかもしれませんが…)

 

そんな感じで日々学生指導に当たっています。私の研究室に興味のある学生さんがいれば、怖いもの見たさで是非遊びに来て下さいね!