研究者として研究する仕事

投稿日:2021年04月01日 |カテゴリー:学校, 研究

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

早いもので、大阪市立大学に異動してから3ヶ月が経ちました。これまで、学生指導や委員会活動、授業等の様々な学内業務に追われて、ほとんど研究をする時間がない状態で仕事をしていました。一方で、現職に異動してからというもの、毎日コツコツ研究をするというのがメインの仕事になっているので、研究者としてとても健全な生活ができているのでは?と思っています。実際、今まで一度も取り組んだことのない内容にチャレンジする時間ができたり、そこで成果が徐々に出てきたり、本当に楽しい時間を過ごしています。異動できて良かった。

1月に異動するまでは、週12コマぐらいの授業を回しつつ、委員会も出つつ、学外業務もこなしつつ、卒論指導をして……みたいな状況で、本当に寝る時間すらないような状態も続いていました。コロナ禍ということもあって、遠隔授業という今までにない取り組みをするための下準備からブラッシュアップまで、本当に大変な1年だったと思います。今までパソコンにほとんど触れたことのない新入生に、パソコンの使い方を遠隔でパソコンを通じてやるという離れ業も気付けばやってのけていた自分を褒めたいところです。その分、指導は深夜にまでおよび、学生さんも必死だし、私も必死だし、目の下のクマはどんどん成長するし、という、考えただけでも怖ろしい生活でした。

異動してからは、10時出勤18時前退社、平日のみの仕事にシフトし、ちょっと通勤時間はかかるものの、ラボに滞在している間は80%ぐらい研究を進めることができて、本当に楽しく過ごせています。大型予算の付いている仕事でもあるので、研究費で困る……みたいな状況もほぼありません。大抵のものはきちんと研究計画書を出せば対応してもらえます。夢のような生活ですよね。もちろん、「学生さん」という業績の稼ぎ頭がいない分、ラボとしてたくさんの業績を作るというのは難しいところはありますが、その分、しっかり煮詰めた研究ができるというのは良い環境だと思います。

特に、所属柄「部外秘データ」を扱うことができるというのも大きなメリットです。言語処理にしても広くAIにしても、扱えるデータがないと話にならない部分もあるのですが、今まで欲しいと思っても簡単に手に入らなかった宝の山がすぐそこにあり、倫理審査を経て使うことができるという環境は素晴らしいと思います。主に医療系のデータになるので、本当に使うのが難しいものではありますが、ラボ長の調整で何とかなっていくのが嬉しいところです。そういうデータが扱えるからこそ、今までやってこなかった分野でも楽しく取り組めているのだなと思ったりもします。

また、これまで副業でコンサルタントをしていた企業とも引き続き面白い研究を続けられていて、こちらも楽しいことばかりです。現所属の方もメンバーに入っているプロジェクトに携わっていた関係もあって現職に異動したという経緯もあり、色んな方向から大学に貢献できそうでワクワクしています。言語関係はもちろんのこと、色んな分野で成果を出していきたいですね。

これからもよろしくお願いします!