ダイレクトメッセージの使い道

投稿日:2020年09月01日 |カテゴリー:勉強, 学校

みなさま、こんにちは。おくむら(@nori_broccoli)です。

コロナ禍でオンライン授業が一般的となってきて半期が過ぎました。様々な問題が挙げられていますが、教員側もあの手この手で何とか質の高い授業を配信しようと努力しているところではあります。今回取り扱いたいテーマは、チャットシステムでのダイレクトメッセージの使い道についてです。

おくむらが授業で活用しているチャットシステムはSlackなので、TeamsやChatworkなどと異なる部分もあると思いますが、Slackで標準的に使える「ダイレクトメッセージ(以下、DM)」機能に悩まされているということをお話しします。

教員と学生が個別にやり取りできる利便性と弊害

DMを使用すると、教員と学生(あるいは学生同士)がダイレクトにやり取りできます。そして、メールとは違って、やり取りした相手との履歴しか残りませんし、Slackの場合少人数なら少人数グループチャットのようなこともできます。これはとても便利な機能で、教員と個別に相談したいときは大変重宝されます。特に、進路に関する相談や生活に関することなど、プライバシーの確保が必要な内容の場合は使い勝手の良いものです。

しかし、授業に関する質問などをDMで投げられてしまうと、対応が大変煩雑になります。たいていの場合、質問で出てくることはどの学生にとっても同じことが言えますよね?というものばかりで、授業に関する質問を個別に対応する必要性が全くありません。むしろ、個別に質問されることによって何度も同じことを答えることになり、時間的にも対応が難しくなります。

授業の質問をDMに投げてしまう心理

おくむらの授業では、授業ごとにチャンネルが準備してあって、伝達事項や質問は全てそちらに集約するよう学生に伝えています。誰かが質問すれば、おくむらからの回答が戻り、全員が嬉しいという状況ですので、チャンネルに投稿しない理由がないのですが、どうしてもDMで質問してくる学生は出てきます。

多くは、人前で質問するのが恥ずかしいとか気が引けるとかそういう理由なのですが、自分のためだけに質問するというのはこういう状況の場合本当に避けてもらいたいところなんですね。回答をチャンネルに流しても、追加の質問がDMで飛んできたりするという事態もよく発生します。

どうして頑なにチャンネルへの投稿を拒むのか、未だに理解が追いついていないところです。授業中ならDMが飛んできたら「質問はチャンネルへ!」とアナウンスするのですが、それでもDMを送り続ける学生もいます。むしろ強靱な精神力があるようにも思います。

日本人を前に講演をすると、質疑応答の時間には何も質問が出ないのに、終わった後に名刺を持った人が長蛇の列で質問をする…しかも同じ内容ばかりといった話も出てきますが、「知識を独り占めしようとする感覚」はあまり持たないようにしてもらいたいものです。

DMが有効な場合

急用で授業に出られません、とか、病院に行きます、というような、プライバシーに関するものやそういう伝達事項についてはDMで良いと思います。全体の前で発言するようなことでもないので。他には、アンケートなどを投げたときに、全体に返すと個人が特定されてしまうような場合等ですね。

いずれにしても、プライバシーを確保する必要があるやり取りではDMは有効だと思います。それ以外で、SlackのDMが有効に働く事例を思いつくことができません。チャンネルに投げると個人名が出るのが困る…という心理も分からなくはないですが、匿名で聞けば匿名なりの回答しか得られません。

チャンネルへの投稿を基本としましょう

後期(秋学期)も引き続きオンライン授業が確定しているので、前期(春学期)と同様の運用を考えています。DMによる質問には答えません、というルールを明確にして、全員で学ぶというスタイルをとってもらいたいところです。1対多で対応することになるので、DMだと破綻するのは分かるはずです。

どんな些細な質問でもチャンネルに投げることで嬉しい人が他にもいるはずです。そう思って自分一人のためだけではなく、受講者全員にメリットのある行動ができるように頑張りましょう。